2005年ヴェネツィア国際映画祭・銀獅子賞(監督賞)・オゼッラ賞(技術貢献賞)受賞!
フィリップ・ガレル監督作品
『 Everyday Lovers(仮) 』

第62回ヴェネツィア国際映画祭にて、『Everyday Lovers(仮)』が監督賞にあたる銀獅子賞とオゼッラ賞(技術貢献賞)を受賞。
本作の監督、フィリップ・ガレルの銀獅子賞受賞は、91年の第48回以来二度目。

昨年宮崎駿監督が『ハウルの動く城』で受賞したオゼッラ賞(技術貢献賞)に輝いたのは、ゴダール、イオセリアーニ、リヴェットなどの作品で知られる名キャメラマン、ウィリアム・ルプシャンスキー。
彼がガレル作品の撮影を手掛けたのは本作が初。

『白と黒の恋人たち』『夜風の匂い』のフィリップ・ガレル待望の最新作である本作は、フィリップ・ガレル自身の息子でもあり、ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』で鮮烈な印象を残したルイ・ガレルを主役に迎え、
1968年のパリに生きる若者の愛と混沌を描いています。

<フィリップ・ガレル>
1948年4月6日パリ生まれ。13歳で初めてカメラを手にし66年、初の長編作品「Anemone」を監督。
79年、アンヌ・ヴィアゼムスキー主演作『秘密の子供』で82年度のジャン・ヴィゴ賞を受賞し、83年には父モーリスを主演に迎え、両親についての自伝的作品『自由、夜』を発表。
91年の『ギターはもう聞こえない』で同年の第48回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞。
前作『白と黒の恋人たち』(01年)はヌーヴェル・ヴァーグの“アン・ファン・テリブル(恐るべき子供)”と呼ばれたガレルの私小説ともいえる作品で、2001年ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した。

「Everyday Lovers(仮題)」
原題:Les Amants reguliers
監督:フィリップ・ガレル 
撮影監督:ウィリアム・ルプシャンスキー
主演:ルイ・ガレル(『ドリーマーズ』)
2005年/フランス/シネマスコープ/モノクロ/170分
配給:ビターズ・エンド

*2006年公開予定