ユニバーサル ピクチャーズ=ドリームワークス ピクチャーズ製作により、撮影が開始されておりますスティーヴン・スピルバーグ監督の『宇宙戦争』に続く最新作のタイトルが決定いたしました。
タイトルは、”MUNICH”=ミュンヘン、舞台となった都市の名前そのままとなりました。

<映画の内容>
1972年9月5日、開催中だったミュンヘン・オリンピックで、パレスチナゲリラ “ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こった。
本作は、この事件を題材に、事件を起こした11人のパレスチナ人ゲリラを暗殺することを命じられたイスラエル特殊部隊”モサド”を中心に描く。
特殊部隊モサド率いる隊長を『トロイ』のエリック・バナが演じるほか、『ロード・トゥ・パーディション』『トゥームレイダー』のダニエル・クレイグ、『シャイン』でアカデミー賞主演男優賞受賞した『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジェフリー・ラッシュ、『アメリ』『フィフス・エレメント』のマチュー・カソヴィッツ、『宮廷料理人ヴァテール』のハンス・ジシュラー、『オペラ座の怪人』『ロード・トゥ・パーディション』のキアラン・ハインズなど国際色豊なキャストが出演。撮影はニューヨークとヨーロッパで行われている。
本作は実話にインスパイアされており、ストーリーは実際に事件に関わった人々のコメントに基づいて創られている。
脚本はピュリツァー賞を受賞しているトニー・カシュナーが手掛けている。

◆スピルバーグ監督は作品に対する思いを以下のように語っております。
「ミュンヘンでのブラック・セプテンバーによる攻撃と、それへのイスラエルの対応は、 近代中東史の大きな分岐点だった。歴史に対して後知恵的見方をすることは簡単だが、 当時の人々の視点から見るのは難しい。ミュンヘンの事件に対するイスラエルの対応を、 悲劇に対して復讐を命じられた兵士の視点で眺めることで、政治的・軍事的視点から のみで語られることの多い、この恐ろしい出来事に人間的側面を加えることができる。 容赦ない決意のために、自分自身の行動に徐々に疑問を抱くことをやめていく彼らの姿をみることで、 私たちは今我々が置かれている悲劇的孤立について何か学ぶことがあると考えている」

◆アメリカ公開は 2005年12月23日(金) 
◆日本公開は 2006年 早春 松竹・東急系にて全国ロードショー

配給:アスミック・エース