5月22日(日)まで開催されておりましたカンヌ国際映画祭にて、弊社が配給いたしますリュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督作品『TheChild/ザ・チャイルド』(原題)が、最高賞にあたるパルム・ドール大賞を受賞いたしました。
監督のダルデンヌ兄弟は、1999年の『ロゼッタ』でパルム・ドール大賞と主演女優賞を、2002年の『息子のまなざし』で主演男優賞を獲得しており、3作品連続での主要賞の受賞、そして、2度にわたるパルム・ドール大賞の受賞という快挙を成し遂げました。
今までに最高賞を2度受賞した監督は、フランシス・F・コッポラ(『カンバセーション・盗聴』、『地獄の黙示録』)、ビレ・アウグスト(『ペレ』、『愛の風景』)、エミール・クストリッツァ(『パパは、出張中!』、『アンダーグラウンド』)、今村昌平(『楢山節考』、『うなぎ』)の4人で、ダルデンヌ兄弟は5組目となります。

<シノプシス>
ブルーノ(ジェレミー・レニエ)は20歳。18歳のソニアと共に暮らしている。ブルーノが仲間と盗んでくるもので生活は成り立っている。ある日、ソニアとの間に子供ジミーが生まれる。ブルーノは、今の生活から抜け出し、本当の父親になることができるのだろうか?

<リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ プロフィール>
ベルギーの工業地帯リエージュで、兄ジャン=ピエールは1951年に、弟リュックは1954年に生まれる。75年に制作会社「Derives」を設立し、社会的な問題をテーマにした約60本ものドキュメンタリー映画を製作する。86年に初の長編劇映画”Falsch”を監督。第3作『イゴールの約束』でカンヌ国際映画祭 国際芸術映画批評家連盟賞をはじめ多くの賞を獲得し世界的に注目される。以降『ロゼッタ』、『息子のまなざし』、本作と作品を発表するごとに国際舞台で数々の賞を受賞し絶賛される。今やヨーロッパのみならず世界に必要とされている監督となる。

『The Child/ザ・チャイルド』(原題)
監督・脚本:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ 
主演:ジェレミー・レニエ(『イゴールの約束』『クリミナル・ラヴァーズ』)
2005年/ベルギー=フランス/1:1.66/カラー/ドルビーSRD/95分 
配給:ビターズ・エンド

*2006年公開予定