超高層マンションで起きた一家4人の殺人事件……
しかし彼らは、全くの他人同士だった……

すべてを結ぶ悲しい絆の、本当の「理由」とは……

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           原作/宮部みゆき 監督/大林宣彦
               『 理由 』          
           オフィシャルサイト開設のお知らせ  
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       http://www.riyuu.jp/
      
宮部みゆきの直木賞ミリオンセラー、ついに完全映画化

 バブル経済の最中に建設され、経済の破綻と共に誕生した日本社会の歪みの象徴たる超高級マンション。そこで起こった不可解な殺人事件とその奇妙な顛末を、完璧な世界観のもとにルポルタージュ形式で書き下した作品、それが宮部みゆきの代表作『理由』である。

『理由』は96年9月から1年間、朝日新聞で連載され、98年の第120回直木賞を受賞、発売部数は現在、累計で160万部を超え、日本を代表するミステリーのベストセラーである。
 これまでにも映画やドラマ化の申し出はいくつもあったが、数百人にも上る登場人物たちの、その証言によって展開していく構成は、ありきたりの手法を許さず、それが障害となり、難攻不落の企画として映像化不可能とされていた。そこで今回、大林監督はそのすべてを逆手に取り、原作の精神にあくまでも忠実に再現するために、いくつかの試みを行った。その手法が、この作品を単なるミステリーの映画化に収束させず、その裏側にある人々の欲望と、そこから起こる悲劇を見事に浮かび上がらせる、見応えたっぷりの人間ドラマへと昇華し得たのである。

 実はこの作品、過去の大林作品『ふたり』(NHKと共作)と同様に、そもそもはWOWOWのテレビ向けコンテンツとしてスタートした。だが、監督は原作に惚れ込み、劇場用の35mm映画作品としての完成を目指してプロジェクト化し、著者の宮部みゆきをして「涙が出るほど良かった」と言わしめるほどの出色の作品を実現させた。そして、04年4月のWOWOWオンエア時にはオリジナルドラマの最高視聴率を記録。月間《ギャラクシー賞》も受賞、視聴者からの反響があまりにも大きかったこと、監督、原作者からの強い要望もあり、今回の劇場公開が実現となった。

 この度、本作の公開に先駆けオフィシャルサイトが開設されました。作品情報、キャスト及びスタッフ紹介、プロダクション・ノートなどをお楽しみいただけます。また、今後予告編、BBSの他、スペシャルコンテンツとしてゲーム、事件簿、人物関係図なども登場予定です。

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原作/宮部みゆき 監督/大林宣彦
              『 理由 』
              12月18日(土)         
 新宿武蔵野館、ユナイテッド・シネマチェーンにて全国ロードショー!
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