9月18日(土) 《延安の娘》上映のお知らせ(監督挨拶あり)
★第57回現代中国映画上映会特別上映会★
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●上映作品:ドキュメンタリー映画《延安の娘》
2002年蓮ユニバース・NHKエンタープライズ21共同制作
35mmカラー・ビスタサイズ 120分
日本語字幕スーパー
言語◎中国語(普通語、陜北方言)
監督◎池谷薫 撮影◎福居正治
編集◎吉岡雅春 音楽◎三宝(サン・パオ)
●上映日時:9月 18日(土) 午後6:55〜(開場は6:35)
●上映会場:文京シビックホール(小ホール)
(文京区役所がある文京シビックセンター2F)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図: http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm
●会 場 費:(その場でお支払い下さい、チケット方式ではありません)
1200円(会員)、1500円(非会員)
●入 会 金:500円—同時入会可、有効期間1年
年間フリーパス(7000円)もあります。
100円割引券がHPにありますのでご利用下さい。
文化大革命(文革、1966〜1976)時期に都市から地方へと大量の青年を送り出した下放政策。陝西省北部にある革命の聖地・延安(イェンアン)にも多数の青年たちが都市から送り込まれた。黄土高原の農民に学ぶためというのがその表向きの理由だった。そこは黄色い大地であり、乾燥した土地だった。
延安に住む29歳の貧しい農婦・海霞(ハイシァ)。彼女は文革期に延安に送り込まれた青年男女の間に生まれ、子供のいない農民に預けられて大きくなった。実の父母は文革終了の直前に北京へ帰り、養母も自分の子が生まれると海霞の世話を半ば放棄し、学校は3年しか通わせてもらえなかった。海霞が自分の実の親が北京からの下放青年だったことを知ったのは18歳の時。22歳で結婚し、息子をもうけた彼女は実の親を突き止めたいとの思いを強めていった。
彼女の頼みで実の親を捜し始めた黄玉嶺(ホァン・ユィリン)も元下放青年で、海霞の実親と同じような体験をしていた。ついに突き止めた海霞の実父・王露成(ワン・ルーチェン)は北京にいた。しかし彼は平均月収の3分の1以下で貧しい生活を送っていた。娘に会っても何もしてやれない、と二の足を踏む彼は黄玉嶺の度重なる説得に娘に会う決心を固めていく。延安では、養父母が海霞の北京行きに猛反対していた。実の親が会いに来るのが筋だというのだ。こういった困難を乗り越え、海霞はついに北京へ行くことになった。
海霞の親捜しをきっかけとし、文革時期に下放女性と恋愛関係に入ったために労働改造所に入れられた男・王偉(ワン・ウェイ)が名誉回復を訴え始める。黄玉嶺は北京へ行き、当時の真相を確かめることを決意する。
文革終了から30年近くが経つ。当時の下放青年は1949年の新中国誕生と共に生まれ育った世代だ。文革に翻弄され、時代に取り残されたその世代にも「引退」という重い事実が迫りつつある。海霞の親捜しから始まり、文革終了と共に封印されていた時代が今、明らかになる…。
これは、文革という時代が革命の聖地・延安に残した重い結果を描いたドキュメンタリーである。
《延安の娘》の公式HPは http://www.en-an.com/ です。
※特報※
当日、《延安の娘》の監督である池谷薫氏による舞台挨拶(上映前)と簡単な質疑応答(上映終了後)があります。
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★★★今後の上映予定★★★
9月18日(土) 18:55〜 《延安の娘》(日本映画、ドキュメンタリー)
10月 9日(土) 18:55〜 《シュウシュウの季節》(天浴、米国映画)
10月30日(土) 18:55〜 《至福のとき》(幸福時光、監督:張藝謀)
11月13日(土) 18:55〜 《草ぶきの学校》(草房子、監督:徐耿)
12月18日(土) 18:55〜 上映作品未定(1作品上映)
1月29日(土) 10:00〜 上映作品未定(2〜3作品上映)
2月19日(土) 10:00〜 上映作品未定(2〜3作品上映)
3月19日(土) 18:55〜 上映作品未定(1作品上映)
上映会場はすべて文京シビックホール(小ホール)になります。
文京シビックホール(文京シビックセンター)の地図は次のアドレスをご覧下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm
なお、この予定は日程・上映作品共に変更される可能性があります。
以上
現代中国映画上映会
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