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     ドキュメンタリー映画 『にがい涙の大地から』
          各地での上映会のお知らせ
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 ■■■      
 ■■   戦争が終わって60年 
 ■       中国の大地には今も
            日本が棄てた兵器たちが眠り続けている
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7月30日の東京での上映会は250人の会場に補助席を出すほどで
来場者約300人で大盛況でした。引き続き、全国で上映会を行っていきます。
上映会を主催してくださる方も募集しておりますので、お気軽に御相談ください。

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■それは、ひとつの出会いから始まった

 2003年の夏に訪れた中国で、私は27歳のリウ・ミンという
 女性に会いました。彼女の父親は1995年に旧日本軍の
 遺棄した砲弾の事故で殺されていて、その後、一家は
 貧乏のどん底にたたき落とされました。学校を中退して
 借金のために働き続けた8年間が、彼女から笑顔を奪い、
 未来のない人生を生きることを強いていました。

■平和な時代に突然に・・・

 この同世代の女性との出会いに胸が詰まる思いをした私は、
 次回作の予定を変更して、その後、日本軍が遺棄した
 化学兵器(毒ガス)や砲弾の被害者のべ60人に取材し、
 10ヶ月かけて完成させたのがこの作品です。
 ある者は失明し、ある者は生殖機能を奪われ、
 ある者は下半身が吹き飛んで殺されていました。
 その誰もが、平和な時代に、突然、未来を奪われました。

■よみがえる悪魔の兵器・繰り返される悲劇
 
 イラクやアフガンで子どもがクラスター爆弾のかけらなどを
 拾って爆死する話を時々耳にします。それと、全く同じ事が
 今も中国で続いています。2003年には黒竜江省の
 チチハル市でドラム缶に入って棄てられていた日本軍の
 毒ガスが原因で、1人が死亡・子どもを含む43名が犠牲
 になっています。
 被害者には化学兵器の深刻な後遺症が残り苦しんでいます。

■傷つけられる人々
 
 今日も、世界中で戦争が続いていますが、
 戦争を始める人は戦場の最前線にはいきません。
 傷つけられ、殺させられたり、殺されるのは、いつも
 名もなき市民です。そして、一度始めた戦争の被害は
 戦争が終わった後も長く続くのです。
 かつての戦争の置き土産で、平和な時代に傷つけられ、
 殺される人々。彼らの声に耳を傾けてください。 
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■ 上映会のご案内
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◎ 東京
   9月20日(祝) 21日(火) 23日(祝) 各日20時から
   9月26日(日) ①13時から ②15時から
        大人 1200円 (1ドリンク付き)  
   問い合わせ・渋谷アップリンクファクトリー 03−5489−0750
            http://www.uplink.co.jp 
  
◎ 鹿児島
    8月19日(木)13:30〜15:50 (予定)
      鹿児島市の県民交流センター 
    詳細・グリンーンコープかごしま生協 099−218−8356

◎ 岡山 
    10月17日(日)岡山市立オリエント美術館(地下講堂) 
     岡山市天神町9−31 電話086−232−3636 
     http://www.city.okayama.okayama.jp/orientmuseum/
     詳細:上映実行委員会(井坂)090−9150−6922

※その他の上映会のご案内はこちらでお確かめください。
  http://www014.upp.so-net.ne.jp/kanatomoko/page005.html
     
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■ この映画の上映会を企画しませんか?
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全国で上映してくださる方を募集しています。すでに、九州や
関西、中国、関東地方などで上映が決まりつつあります。
規模の大小や経験の有無は問いません。
日程や料金の詳細は以下です↓
http://kanatomoko.jp.todoke.net/__file/5jisyu_nigai.html
試写用のビデオもお貸しいたします。

また、映画の短縮バージョンで、集会や学校で使っていただき
やすい20分サイズのビデオも販売いたしております。
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■ 中国メディア取材殺到!
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遺棄兵器の問題に関心の高い中国では、映画の制作中から
同行取材するマスコミが殺到。完成後、各社から取材の申し出
が相次ぎ、6月には監督自身が招聘されて中国最大のテレビ局
中国中央電視台のゴールデンタイムで特集番組が組まれました。
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200406250239.html
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■ 遺棄毒ガス・砲弾問題とは?
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 日本軍は敗戦時に、組織的に化学兵器などを隠蔽するために
 投棄して逃げました。
 現在、18人の原告が日本政府を相手に裁判を起こしています。
 遺棄兵器や裁判に関する詳細は  www.peace-justice.jp/
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■ 『マルディエム 彼女の人生に起きたこと』上映のお知らせ
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インドネシアの元「慰安婦」の過去への旅を取材した
前作・『マルディエム彼女の人生に起きたこと』も引き続き上映中です。
8月14日 千代田区女性センターにて
8月17日 静岡 伊東市にて
8月20日 鹿児島県姶良郡加治木町 
       グリーンコープ099−218−8356
8月27日 仙台 エルパーク仙台 創作アトリエにて
     「戦争への道を許さない女たちの仙台の会」
     高橋022−228−2717 会場費 300円

※詳細は電話03−3357−5140か以下でお確かめください。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/kanatomoko/page005.html

※『マルディエム彼女の人生に起きたこと』のビデオも販売中。
 個人価格5250円 図書館価格21000円(税込み・送料別)

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ドキュメンタリー映画 『にがい涙の大地から』
監督・撮影・編集 海南友子  2004年 90分

このメールに関する全てのお問い合わせ  info@kanatomoko.jp まで
公式HP   www.kanatomoko.jp 
遺棄毒ガス・砲弾問題については  www.peace-justice.jp/ へ