7月15日(木)から韓国・ソウル郊外にて開催されている第8回「富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭」(PiFan)のコンペ部門である「富川チョイス」において石井克人監督作『茶の味』(現在、シネマライズにて公開中)が審査委員特別賞を受賞致しました。
審査委員長は「ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり」などのスチュアート・ゴードン監督。

STORY  
春野家の家族は皆、春霞のようなモヤモヤを心に抱えている。冒頭でナレ?ションがのほほんと語るのは、惚れっぽいくせに内気な長男、春野ハジメの恋の悩み。一方、小学校に入学したばかりの妹、春野幸子の小さな葛藤は、ときどき巨大な分身が勝手に出現し、自分をじっと見下ろしていることだった。子育てが一段落した専業主婦の母親、美子は、アニメーターに現役復帰するため奮闘中。父ノブオはそんな妻に取り残された感じの片田舎の催眠治療士。振られた恋人への未練で、橋の上を行ったり来たりの叔父さんアヤノ。自分への誕生日プレゼントとして自主制作CDを作ることで現実逃避するノブオの弟、漫画家の轟木。春から夏へゆるやかに時は流れ、それぞれのモヤモヤが穏やかに収束していく。そして家族に残された半ボケの変人オジイ、アキラが描いた4冊の画帳。その「家族の風景」には溢れんばかりの愛が”仕掛け”られ、その愛はみなで眺める神々しい夕焼けにひろがり、バラバラでモヤモヤだった春野家を共通の想いでつないでゆく。
原作・監督・脚本・編集:石井克人
出演:坂野真弥、佐藤貴広、浅野忠信、三浦友和、手塚理美、我修院達也、土屋アンナ

http://www.chanoaji.jp/

2003/日本/カラー/143分/ヨーロピアン・ヴィスタ 1:1.66/ドルビーSRD/製作:「茶の味」製作委員会
 配給:クロックワークス/レントラックジャパン 宣伝:キネティック/Grasshoppa!

シネマライズにて大ヒット公開中