★第３６５回現代中国映画上映会★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●上映作品：
劇映画《初恋のきた道》
　1999年広西映画制作所・北京新画面影視発行咨詢有限責任公司制作
　第50回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作
　第22回金鶏賞最優秀作品賞受賞作
　第23回百花賞最優秀作品賞受賞作
　35mm　　カラー・シネマスコープ　　　　８８分
　日本語字幕スーパー　　　　原作：鮑十『紀念』
　原題：我的父親母親 (The Rode Home)
　監督：張藝謀（チャン・イーモゥ）
　脚本：鮑十（バオ・シー）
　撮影：侯咏（ホゥ・ヨン）
　音楽：三宝（サンパオ）
　主演：章子怡（チャン・ツーイー）、鄭昊（チェン・ハオ）
　　　　孫紅雷（スン・ホンレイ）
劇映画《グリーン・デスティニー》
　2000年中国電影合作制片公司・英国聯華影視公司など 共同制作
　2001年アメリカ・アカデミー賞外国映画賞受賞作
　35mm　　カラー・シネマスコープ　　　　１１５分
　日本語字幕スーパー
　原題：臥虎藏龍 (Crouching Tiger Hidden Dragon)
　監督：李安（アン・リー）
　脚本：王惠玲（ワン・ホィリン）、蔡国榮（ツァイ・グオロン）
　　　　ジェームス・シェイマス
　撮影：鮑徳熹（ピーター・バウ）
　音楽：譚盾（タン・ドゥン）
　主演：周潤發（チョウ・ユンファ）、楊紫瓊（ミシェル・ヨー）
　　　　章子怡（チャン・ツーイー）、張震（チャン・チェン）
　　　　鄭佩佩（チェン・ペイペイ）、郎雄（ラン・ション）
●上映日時：２００３年４月１９日（土） 午前１０：３０〜（開場は１０：００）
　　初恋のきた道　　　　　（１０：３０、１４：４０、１８：５５）
　　グリーン・デスティニー（１２：２０、１６：３０）
●上映会場：文京シビックホール（小ホール＝文京シビックセンター２Ｆ）
　　営団地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
　　都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
　　ＪＲ中央線 水道橋駅 徒歩８分
●会 場 費：１４００円(会員)、１７００円（非会員）
　　（入会金は５００円—同時入会可、１年有効)
　　（途中入れ換えはありませんので、これで全て見られます）
●主 催 者：現代中国映画上映会
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/
gentyuei@parkcity.ne.jp
03-5689-3763 (上映案内)
090-8315-1203(日本語対応)
070-6565-4237(中国語対応)

【初恋のきた道】
　移ろいゆく季節の中で“食”が伝え育む人と人の絆。都会からやってきた青年のため、言葉にできない想いをこめて少女は手料理をつくる。小さな花柄のお碗だけが恋人達の気持ちを知っているのだ。
　ここは華北の美しい村。都会で働く青年・駱玉生（ルォ・ユィシェン）は、父の訃報を聞いてこの村に戻ってきた。母は、父のために伝統的な葬儀をすると言い張る。困り果てる周囲をよそに石のようにかたくなな母の態度。その真意とは何だろうか？　母の様子を見ながら息子は村の伝説となった父母の恋物語を思い出していた…。
　都会からやってきた若い教師・駱長余（ルォ・チャンユィ）。彼に恋して、その一途な想いを伝えようとする18歳の少女・招弟（ヂャオディ）。手作りの素朴な料理に込められた彼女の恋心は、やがて彼のもとへと届く。しかし、時代は『文革』に入ろうとしていた。そのあおりを食らい駱長余は村を離れることになった。少女は街へと続く一本道で、来る日も来る日も愛する彼を待ち続ける。果たして２人の恋の行方は？　そして、その２人の一途な想いが結果として様々な人々の人生を変えたことが葬儀の日に明かになった…。
　《紅いコーリャン》の金熊賞に引き続きベルリンで銀熊賞を獲得した張藝謀がおくる美しいラブストーリーをどうぞ。

【グリーン・デスティニー】
　時は１９世紀の初頭、古い哲学の価値感が尊重され、武術英雄たちが一目置かれていた時代に許されぬ愛に苦悩する２組の男女がいた。４００年も前に作られ、太古のパワーに満ちた伝説の剣—グリーン・デスティニー(青冥剣)。その使い手として名前を轟かせる英雄・李慕白（リー・ムーバイ）と、その女弟子である兪秀蓮（ユィ・シゥリェン）は、密かに心惹かれ合いながらも、長い間自分たちの幸福よりも人々のため正義に生きてきた。そしてもう一組、貴族の娘・玉嬌龍（ユィ・チァオロン）と盗賊の頭目・羅小虎（ルォ・シァオフー）もまた身分は違いながらも惹かれ合い、激しく愛しあっていた。この二組の男女が、英雄の剣をめぐる復讐のドラマの中で、真実の愛を知っていく…。
　原作は、１９２０年代に活躍した上海の作家・王度廬（ワン・ドゥルー）の武侠小説である。李安（アン・リー）が長い間映画化を望んでいた作品であった。中国語原題の《臥虎藏龍》は、場所が見かけ通りでないことを表す中国の格言をもとにしている。
　本作においては、勇敢な闘士の内面に愛に悩む男が、女闘士の穏やかな外見の裏には熱い想いに乱れる心が隠されている、そして政略結婚させられる若い貴族の娘は、その可憐な姿からは想像も出来ない激しい愛と武術の技を内に秘めていた、という意味からつけられている。また、善も悪も知りつくした剣、あらゆる英知と格闘の技を伝授する見えない秘伝書、そしてヒロインが大事にする櫛が象徴的な存在として、それぞれを所有した人々を避けられない運命へと導いている。
　ハリウッドでアカデミー賞外国映画賞を初めて受賞した本作は中国映画がエンターティンメントでも世界に通用することを証明した作品である。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
★★★今後の上映予定★★★

　４月１９日（土）　１０：３０〜　《初恋のきた道》（監督：張藝謀）
　　　　１２：２０〜　《グリーン・デスティニー》（主演：周潤發）
　　　　１４：４０〜　《初恋のきた道》（主演：章子怡）
　　　　１６：３０〜　《グリーン・デスティニー》（主演：楊紫瓊）
　　　　１８：５５〜　《初恋のきた道》（監督：張藝謀）
　５月３１日（土）　１０：３０〜　《狼火は上海に揚る》（主演：梅熹）
　　　　１２：００〜　《狼火は上海に揚る》（主演：阪東妻三郎）
　　　　１４：００〜　《あの子を探して》（監督：張藝謀）
　　　　１６：１０〜　《あの子を探して》関連作（予定）
　　　　１７：３０〜　《あの子を探して》（監督：張藝謀）
　　　　１９：４０〜　《あの子を探して》関連作（予定）
　６月１４日（土）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）
　７月１９日（土）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）
　８月２９日（金）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）
　８月３０日（土）　１０：００〜　上映作品未定（４〜５作品上映）
　８月３１日（日）　１０：００〜　上映作品未定（４〜５作品上映）
　９月２６日（金）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）
１０月１１日（土）　１０：００〜　上映作品未定（２〜３作品上映）

上映会場はすべて文京シビックホール（小ホール）になります。
文京シビックホール（文京シビックセンター）の地図は次のアドレスをご覧下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm
これ以外にもビデオ上映会を計画しています。

現代中国映画上映会 gentyuei@parkcity.ne.jp
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/