★第363回現代中国映画上映会
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●上映作品:劇映画《クラッシュ・ランディング〜緊急着陸》
       1999年上海映画制作所制作   106分
       35mmカラー・ビスタサイズ    日本語字幕スーパー
       原題:《緊急迫降》
       第20回金鶏賞最優秀作品特別賞
       第23回百花賞最優秀助演男優賞(尤勇)
       監督:張建亜(チャン・ヂェンヤー)
       脚本:[赤β]建(ハオ・ヂェン)
       撮影:楊涛(ヤン・タオ)
       主演:邵兵(シャオ・ピン)、尤勇(ヨウ・ヨン)
          徐帆(シュイ・ファン)、池華瓊(チー・ホァチョン)
          張康爾(チャン・カンアル)、魏宗万(ウェイ・ゾンワン)
          白穆(バイ・ムー)、趙慎之(ヂャオ・シェンヂ)
●上映日時:2月22日(土) 午後6:55開始(午後6:35開場)
●上映会場:シビックホール(文京シビックセンター内=小ホール)
       営団地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園 直結
       都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
       JR中央線水道橋駅8分
●会 場 費:1200円(会員)、1500円(非会員)
       (入会金:500円——その場で入会可、1年有効)
       100円引きになる会場費割引券をご利用下さい。
        http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/discount.htm

【ものがたり】
 137人の乗客を乗せ、夕焼けが美しい上海から北京に向けて飛び立った中国藍天航空FU569便のB−2174大型旅客機。
そこには色々な人々が搭乗していた。初めて飛行機に乗る白髪の老夫婦、現金をカバンに詰めた郷鎮企業の社長、乳飲み子を抱えた若い母親、新商売のアイディアを胸に秘めた会社員…。ある者は新聞を読み、ある者は音楽を聴きリラックスしていた。アメリカ人のカップルもいた。
そんな彼らを乗せ、夕闇の中を離陸した同機だったが、車輪の異常を示すランプが点灯した。機長は出発地に戻るため管制に報告し、指示を求めた。前輪が出ず、正常な状態で着陸できそうにない、と。
乗客たちは、“急いで北京に行かなきゃならん用事があるんだ!”、“金返せ!”、“訴えてやる!”、“我々は無権利か!”などとそれぞれに声を上げた。スチュワーデスは彼らを落ち着かせるために必死に頑張った。
前輪が出ないと死傷者が出るような大事故が起こる可能性がある。飛行機を待ち受ける空港には59台の消防車、20台の救急車、4台の照明車、25台の機械車、350人の警官などが集まり、固唾を飲んでこれから起こるかもしれない悲劇に備えていた。そして緊張の極みにある夜更けの空港に、前輪が出ない状態で緊急胴体着陸を余儀なくされたFU569便が突っ込んできた。
 乗客・乗員の運命はどうなるのだろうか…。

【かいせつ】
本作は、中国映画初の航空パニック映画として上海映画制作所が総力を挙げ、建国50周年記念作品として1999年に制作したものである。フルCGを随所に使った初めての中国映画でもある。
東方航空が実際に遭遇した事件をもとにしており、人気俳優である邵兵、徐帆、尤勇などが出演している点でも注目に値する、特に、《永失我愛》以来、5年ぶりに見せた徐帆のあでやかなスチュワーデス(空中小姐)の姿は制作段階から大きな話題となった。
 中国映画ファンでなくとも必見のレアな作品です! お見逃しなく!