『キタキツネ物語』(78)、『南極物語』(83)などの蔵原惟繕監督が昨年28日、肺炎のため神奈川県の病院で死去された。75歳。
蔵原惟繕監督は、石原裕次郎主演の『俺は待ってるぜ』(57)『銀座の恋の物語』(62)や渡哲也、吉永小百合主演の『愛と死の記録』(66)、高倉健主演『海へ See You』などを監督。日本最大の大ヒット作である日本の南極探検隊が昭和基地に残したタロとジロの2匹の犬を題材にした『南極物語』がある。
『南極物語』は、97年に宮崎駿監督の『もののけ姫』に抜かれるまで観客動員数では日本記録をもっていた。