米映画会社大手ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは、今年1年間の世界で公開された同社の作品の総映画興行収入が約27億万ドルを超えたと発表した。この記録は、1998年に「タイタニック」の公開で20世紀フォックスが作った26億8000万ドルの年間興行収入記録を超えるもの。
要因は、世界的に大ヒットを記録した「スパイダーマン」や「メン・イン・ブラック2」といった全世界同時公開された話題作に支えられているからだとうと考える。
今、話題の「ハリーポッター」シリーズなどの話題作は、全米だけで約3億ドルで全米8位の記録であり、「タイタニック」の約6億ドル(1位)、「スパイダーマン」の4億ドル(5位)から比べると意外にも低かったりする。
しかし、アメリカだけでの数字では意外にも低い「ハリーポッター」シリーズだが、全世界では第1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」は、9億ドルで全世界で2位の記録。「スパイダーマン」は、約8億ドルで7位とアメリカではコミックキャラクター人気が強いことが分かる。
ちなみに、98年の20世紀フォックスの記録の内訳は、「タイタニック」だけで、約18億ドルを記録しており、いかに「タイタニック」がすごい映画だったのかが分かる。この作品を超える話題作は、生まれるのだろうか?