「愛され作戦」「アム・アイ・ビューティフル?」などで知られる、ドイツ映画界きっての女流監督ドーリス・デリエが日本を舞台にデジタルカメラでドキュメンタリー風に撮りあげた新作「MON-ZEN」。
本国ドイツ、そしてアメリカで大絶賛された本作が、遂に日本で10月5日より新宿武蔵野館にてモーニング&レイトショー公開決定!

ミドルエイジ・クライシスに陥ったドイツ人中年兄弟が、“癒し”と“サトリ”を求めて日本へやって来た!

 主人公は中年で、頭もさびしく腹も突き出たドイツ人兄弟。一生懸命働いて家族を養って、社会的に地位も築いて一息ついたと思った途端に、ぽっかり空いた胸の穴。子だくさんの兄ウーヴェは子育てを妻任せにしてきたツケがたたって、妻子に家出されたキッチン・セールスマン。弟のグスタフは、人生半ばを過ぎても兄へのコンプレックスに悩まされる風水カウンセラー。妻子に逃げられ気が動転したウーヴェがグスタフの家に転がり込んだのがそもそもの発端。おりしも、グスタフは長年の夢だった禅寺への旅の準備をしていたのだ。
人生を求道しようと思ったら東洋的でイケてる禅が一番だ!
人生っていったいナニ? 幸福ってナニ? 生きる意味って、ナニ? ?マークが点滅のミドルエイジ・クライシスにずっぽりはまったウーヴェは、弟の日本行きに無理やり同行。かくしてふたりは禅の国・ニッポンにやって来るが・・・。

ドキュメンタリータッチに描く乾いた笑いの中に現れた、日本の姿と人間の真実

 ドリエ監督は、物語の前半部では、東京の渋谷・銀座を中心にゲリラ撮影を敢行。異国人から見た東京の姿が軽やかに写し出され、日本人には目からウロコ必至です。また後半部は、石川県の曹洞宗・総持寺に全面協力をいただき、寺の内部の様子があますところなくカメラに収められました。主人公2人が実際に修行を経験している様子をカメラは鋭く写し出し、現職の僧侶も多数出演、起床から食事の仕方まで、禅寺での体験修行の行程を詳細に描いているのも見どころのひとつです。
 異国人の目から捉えた新型“サトリ”の映画。余韻深い爽やかな感動と共に、昨今の“癒し系”映画とはひと味もふた味もちがう本物の癒しを与えます。

●10月5日より新宿武蔵野館よりモーニング&レイトショーほか全国順次公開(1999年・独・1時間48分)
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「MON-ZEN」公式webサイト8月5日にオープン!
http://www.kinejun.com/mon-zen/top/
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当日一般1800円、学生1500円、中小シニア1000円
外国人、僧職の方はなんと当日1000円!
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