2002年6月25日

SCJPR-02-040

テキサス・インスツルメンツ、NECビューテクノロジー株式会社とDLPシネマ(tm)映写機の製造契約

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、略称:TI)は、NECビューテクノロジー株式会社(略称:NECVT)が、バルコおよびクリスティ・デジタル・システムの既存の2社に加え、新たにDLPシネマ(tm)テクノロジーの独占パートナーに加わったことを発表しました。
今後、NECVT社はDLPシネマ(tm)テクノロジーを搭載したデジタル・シネマ映写機の設計、製造、販売を行います。

現在、DLPシネマ(tm)テクノロジーは、業界唯一の商用デジタル・シネマ映写テクノロジーであり、これまでに全世界で100カ所を越える映画館に設置されています。
1999年以降、DLPシネマ(tm)テクノロジーによる上映は、全世界で500万人以上の観客に向けて5万回以上行われています。
DLPシネマ(tm)テクノロジーがもたらす堅牢性、信頼性、設置や使用の容易さとともに、フィルム上映のような優れた映像を提供することも実証されつつあります。

TIのDLPシネマ(tm)担当ビジネス・マネージャ、ダグ・ダローは次のように述べています。
「私たちはこのテクノロジーの持つ大きなビジネス・チャンスに興奮しています。
今後数年のうちに、既存のフィルム映写機に代わりDLPシネマ(tm)が設置される可能性を持った劇場スクリーンは、全世界で10万館以上にのぼるでしょう。
私たちは今回のNECVT社との契約の発表を嬉しく思っております。
過去数ヵ月に渡り、バルコおよびクリスティ・デジタルの両社は、より多くの観客にデジタル・シネマを提供する上で顕著な活躍をしてくれました。
NECVT社にも両社と同様の成功を期待しています」

DLPシネマ(tm)テクノロジーはDLP(tm)テクノロジーを特に映画上映向けに適合させ、フィルムによる視覚体験を忠実に再生するよう設計されています。
DLPシネマ(tm)テクノロジーの心臓部には3個のデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)光半導体チップが使用されています。
それぞれのDMDスイッチは131万個のヒンジ付きマイクロミラー・アレーで構成され、高解像度のフルカラーイメージを投影します。
DLPシネマ(tm)テクノロジーに関する詳細は、http://www.tij.co.jp/jrd/dlp/docs/cinema/index.htmから参照できます。

DLPシネマ(tm)テクノロジーを生みだしたDLP(tm)テクノロジーは、優れた映像品質、小型、軽量、洗練されたデザインなどの特長を実現でき、映写機のみならず、新世代の大画面テーブルトップ・テレビをはじめとする大手家電メーカー各社のホーム・エンターテイメント・アプリケーション製品に最適のテクノロジーとして急速に成長しています。

DLP(tm)テクノロジーは、さまざまな映写およびディスプレイ・アプリケーションの中で、最もクリアで明るくシャープな映像を提供します。1996年初頭以来、これまで100万個以上のDLP(tm)サブシステムが出荷されています。

日本でのDLP Cinema(tm)上映館は、以下のURLにて確認できます。
http://www.tij.co.jp/jrd/dlp/docs/cinema/list_j.htm
DLP(tm)に関する情報は、インターネットでも発信しています。(http://www.tij.co.jp/dlp/)

【DMD(tm)素子について】
DMD(tm)素子は、デジタル・ライト・プロセッシング(DLP(tm))方式の心臓部に該当する光半導体チップです。
DMD(tm)素子は、約50万〜131万個もの極小ミラーが、標準のロジックデバイスに敷き詰められており、
それぞれ光スイッチとして作動することで高品質な画像の投影を可能にしています。

※ Digital Light Processing、DLP、DLP Cinemaはすべてテキサス・インスツルメンツの商標です。
その他の製品及び名称は、それぞれの所有者の商標もしくは登録商標です。

SCJPR-02-040

以上