サッカーのワールドカップの放送権を握るドイツのメディア最大手である「キルヒ・メディア」が経営破たんし、買収交渉にソニーグループが参加していることがソニーの出井伸之会長によって発表された。
 実際の買収交渉をしているのは、米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)傘下の映画会社コロンビア・トライスターなど。
 ドイツのキルヒ・メディアは、放送、映画、新聞・出版などで放送にいたっては、地上波から衛星放送まで、サッカーのワールドカップでは世界での放送権も持っている。今年のワールドカップで加入者は急増していると報じられたが、ワールドカップ(W杯)放映権事業への過剰投資などが原因で資金繰りに苦しくなり破綻したようだ。
 負債総額は、約2500億円でドイツでは過去、最大規模の破綻金額だそうだ。