★第３５０回現代中国映画上映会
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●上映作品：劇映画《沈む街》
　　　　　　１９９６年北京映画制作所・北京東方大地文化発展公司共同制作
　　　　　　３５mmカラー・ビスタサイズ　　日本語字幕スーパー　　９９分
　１９９６年釜山映画祭グランプリ受賞
　　　　　　１９９６年バンクーバー映画祭龍虎賞受賞
　　　　　　１９９６年トリノ映画祭ベスト・フィルム賞受賞
　　　　　　原題：巫山雲雨(In Expectation)
　　　　　　監督：章明（チャン・ミン）
　　　　　　脚本：朱文
　　　　　　撮影：姚小峰、周明、丁建成
　　　　　　主演：張献民、鐘萍、王文強、楊柳、李冰、修宗迪
●上映日時：３月２３日（土） 午後６：５５〜（開場は６：３５）
●上映会場：シビックホール（文京シビックセンター内＝小ホール）
営団地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅１分
ＪＲ中央線水道橋駅８分
●会 場 費：１２００円（会員）、１５００円（非会員）
（入会金：５００円——その場で入会可、１年有効）
１００円引きになる会場費割引券をご利用下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/discount.htm

【ものがたり】
　巫山（ふざん＝ウーシャン）は重慶市と湖北省の境にある山の名前をとった重慶市のはずれにある田舎町。長江（揚子江）が流れ、三峡の景色と川の恵みが豊かなところである。その下流には完成を目指して工事中の三峡ダムがある。
　その三峡のほとりにある水路信号所に麦強という男がいた。３０歳、独身。
単調な毎日で麦強は何度も同じ夢をよく見た。その夢の中では一人の女が彼に向かって微笑むのだった。
　陳青は長江に近い安ホテルに勤める２０代後半の女。未亡人で男の子がいた。
再婚を考えていた彼女は麦強の夢に出てくる女だった。
　ある日、麦強は陳青に遭遇し二人は寝た。彼は１００元を残して立ち去った。
　陳青はホテルの支配人と付き合っていたが、漁師と再婚を決めたことを支配人に話した。別れ話が納得できない支配人は陳青を被害者にしたレイプ事件を使って陳青の再婚話を潰そうとした。
　たまたま麦強を見つけた支配人は彼をレイプ事件の犯人として警察に突き出すが、その事件の『被害者』はいなかった。合意の上だったからだ。しかし、陳青の再婚話はつぶれた。警察の事情聴取が人々の噂を呼んだからだった。
　自分の軽はずみな行為で陳青の再婚がつぶれたことを知った麦強は愕然とし、長江を泳いで陳青のもとへ向かい…。
　これは三峡ダムに沈む街を舞台にした男と女の物語である。

【かいせつ】
　長江中流に建設中の世界最大の三峡ダム。１９９７年１１月には建設プロジェクト『三峡工程』第一期分の長江本流せき止め工事が完了した。現在は本体工事が真っ盛りである。三峡ダムは、発電のみならず洪水防止や給水などの多目的ダムであり、高さ１８５メートル、長さは２キロ以上に及ぶ。発電の一部開始は２００３年。完成は２００９年の予定。三峡は重慶市白帝城から湖北省南津関まで１９３キロ。完成に伴い上流６００キロにわたって水位が上昇、数多くの都市や農地が水没し、１００万人の移住が必要となっている。
　監督の章明は本作が初監督作品。出演者に素人を起用した普通の人々の生活を描いた本作は、諸般の事情で国内上映は未だされていないという。

上映作品のスチール写真などは次のページをご覧下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/future.htm#020323

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★第５４回現代中国映画上映会特別上映会（ビデオ上映会）
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●上映作品：劇映画《天倫》（原題：天倫）
　　　　　　　１９９５年北京電影学院青年映画制作所など制作
　　　　　　　カラー・ビスタサイズ　　日本語字幕スーパー　　　９０分
　　　　　　　監督：郭凱敏　　　　脚本：王仲剛　　　　撮影：温-8光
　　　　　　　主演：郭凱敏、丁嘉莉、韓影、黄素影

　　　　　　劇映画《西行囚車》（原題：西行囚車）
　　　　　　　１９８９年珠江電影制片公司制作
　　　　　　　カラー・ビスタサイズ　　日本語字幕スーパー　　　９０分
　　　　　　　監督：何群　　　脚本：何建明、江浩　　　撮影：趙暁時
　　　　　　　主演：王振榮、杜志国、李強、劉★、梁天、張毅、張東升
　　　　　　　　　　郭建国（注：★は「くさかんむり」に「倍」、bei4）

　　　　　　劇映画《女子戒毒所》（原題：女子戒毒所）
　　　　　　　１９９２年珠江電影制片公司制作
　　　　　　　カラー・ビスタサイズ　　日本語字幕スーパー　　　９０分
　　　　　　　監督：王進、何群　　　　脚本：林凡　 　　撮影：楊尉
　　　　　　　主演：趙奎娥、陳宝国、劇雪、如萍、普超英、金棣、張咏

●上映日時：４月６日（土） 午前１０：００〜（開場は各回開始の１０分前）
　　　　　　　　１０：００　　天倫
　　　　　　　　１１：５０　　西行囚車
　　　　　　　　１３：４０　　女子戒毒所
　　　　　　　　１５：３０　　天倫
　　　　　　　　１７：２０　　西行囚車
　　　　　　　　１９：１０　　女子戒毒所
●上映会場：文京シビックセンター地下２階会議室
営団地下鉄丸ノ内線・南北線 後楽園直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅１分
ＪＲ中央線水道橋駅８分
●会 場 費：５００円（１作品当たり、会員、入換制）
　　　　　　　　非会員の方は別途入会が必要
　　　　　　　　　入会金：５００円——その場で入会可、１年有効
●会場定員：５５人（各回ごとに入換となります、全席自由席）
●予約方法：電話（090-8315-1203）または gentyuei@parkcity.ne.jp へお願
　　　　　　いします。予約方法の詳細は下記をご参照下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/future.htm#video

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* ３月２３日の《沈む街》の上映会場ではチケットを販売しますのでご利用下
* さい。当日の入場は予約順（チケット番号順）となります。
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【天倫】
　河南省で男児ばかりを狙った連続誘拐事件が発生した。犯行手口は似ており犯人は同一と見られる。公安局は特別捜査班を組織し、３ヶ月以内の解決を目指し動き出した。
　困難な捜査を乗り越え、ついに犯人を捕まえたものの、誘拐された男児たちは全員がある村に売られていた。しかし、村人は男児たちが誘拐されてきたとは知らなかった。子供たちを親の元へ戻そうとした警官たちに向かい、事情を知らない村人たちは暴徒となって襲いかかった…。
　一人っ子政策の陰で跡取りとなる男の子を求める農民たちと、彼らに男の子を供給するために誘拐を行う犯罪組織の実態を描いた作品。

【西行囚車】
　囚人たちを護送する列車が西域の監獄へ向かっている。彼らは脱走の機会を狙っており、囚人の中には組織のボスを脱走させるために故意に捕まった者もいた。外部の者たちと示し合わし、脱走を手引きしようというのだ。
　警備の警官の隙をついて列車内で囚人たちは騒ぎを起こし、そのどさくさに紛れて犯罪組織のボスが逃げ出す。警察は、騒ぎを静め、脱走したボスを確保すべく、人民の安全と自らの威信をかけて追跡を開始した。
　列車はすでにゴビ砂漠にさしかかっている。警官と囚人たち攻防はどうなるのだろうか…。

【女子戒毒所】
　改革開放の暗部とも言える麻薬。この麻薬の中毒患者になってしまった人間は『戒毒所』といわれる麻薬中毒者を収容する施設に入れられ、依存症状から脱するための助けを受ける。
　そんな状態の女性ばかりを収容する『女子戒毒所』。しかし、収容者の中には麻薬の密売女性が紛れ込んでいた。香港のヤミ組織『１４Ｋ』から送り込まれたある人物と彼女の接触が切れれば、彼女が密かに隠し持っている麻薬が失われる。その麻薬を手に入れるため、彼女を脱走させようとヤミ組織の男が暗躍を始めた…。

予約方法や上映作品のスチール写真などは次のページをご覧下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/future.htm#video

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★★★今後の上映予定★★★

　３月２３日（土）　１８：５５〜　《沈む街》（章明監督）
　４月　６日（土）　１０：００〜　ビデオ上映会（３作品を２回ずつ上映）
　　　　　　　　　　　　　　　　　《天倫》《西行囚車》《女子戒毒所》
　４月１８日（木）　１８：５５〜　《雲南物語》（張暖忻監督）
　５月１８日（土）　１８：５５〜　《戦火の絆〜天若有情Ⅲ》（劉徳華主演）
　６月２２日（土）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）
　７月２７日（土）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）
　８月３１日（土）　１０：００〜　上映作品未定（２〜３作品上映）
　９月２８日（土）　１８：５５〜　上映作品未定（１作品上映）

ビデオ上映会を除き上映会場は文京シビックホール（小ホール）になります。
文京シビックホール（文京シビックセンター）の地図は次のアドレスをご覧下さい。 http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm
ビデオ上映会は文京シビックセンター地下２階の会議室で行います。

以上

現代中国映画上映会 gentyuei@parkcity.ne.jp
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/