日本インディーズ映画の傑作 矢崎仁司監督のあの作品が帰ってくるINDIES in TAMA vol.14
氷の季節と花の季節のあいだの上映会 〜『三月のライオン』特別篇〜 
映画上映会+トークショー+ミニ・ライヴを開催
(作品中で使用した民族音楽”フォルクローレ”のミニ・ライヴをあわせて実施)

TAMA映画フォーラム実行委員会(東京都多摩市)は3月17日(日)に、多摩市内のベルブホールでイベント「INDIES in TAMA vol.14 氷の季節と花の季節のあいだの上映会」を開催します。
この上映会では、叙情性あふれる作風で高い評価を得ている矢崎仁司(やざき ひとし)監督にスポットを当て、代表作の『三月のライオン』を上映します。登場する兄妹の繊細な感情を表現した同作品は1990年に製作され、国内外の多数の映画祭で上映を行い、ベルギー王室主催ルイス・ブニュエルの『黄金時代』賞など数々の受賞を果たしました。
イベント当日はゲストとして矢崎監督を招き、映画制作者としての映像との関わりや作品制作に対する愛情を語っていただきます。また、当日は上映作品の音楽担当の関係者をゲストに招き、作品中で使用したフォルクローレ(南米アンデス地方の民族音楽)のミニ・ライヴとトークも行う予定です。

※今回のイベントは、フィルムの保存状態の関係でリエディットされたビデオでの上映となるため、「特別篇」と標記してあります。上映内容は公開当時のフィルムと同一です。

<実施概要>

■イベントの名称  : INDIES in TAMA vol.14
氷の季節と花の季節のあいだの上映会〜『三月のライオン』特別篇〜  
■実施日       : 2002年3月17日(日) 14:00〜17:00頃
■開催会場     : ベルブホール(多摩市立永山公民館5階)
               小田急多摩線、京王相模原線永山駅徒歩2分
    客席数/198席   住所/多摩市永山1—5   
■入場料      : 800円(当日会場で受付け)
■スケジュール  :・14:00 『三月のライオン』ヴィデオ上映
・16:15 監督・ゲストによるトーク&フォルクローレ ミニ・ライヴ
ゲスト:グルーポ・レヴェラシオン(『三月のライオン』音楽) 他
※終了後に、ゲスト・観客・スタッフによる懇親会を実施。
■会場地図 :
京王相模原線京王永山駅・小田急多摩線小田急永山駅から徒歩2分

■お問い合わせ先:
TAMA映画フォーラム実行委員会   担当:渡辺
TEL:042−337−6661(多摩市立永山公民館内)
ホームページアドレス http://www.tamaeiga.org

<上映作品>

◇題名 : 『三月のライオン』(Color・118min.)

◇ストーリー・解説 :
兄を想う妹と、記憶喪失の兄との純愛の物語。幼い頃から兄に想いを寄せていた妹は、兄が事故で記憶を失ったのをきっかけに、恋人として一緒に暮し始める。兄妹の間の繊細な感情を叙情性あふれる映像で描き切った矢崎仁司監督の力量は、上映された各国の映画祭で高く評価された。
今回のイベントのサブタイトルである「氷の季節と花の季節のあいだ」とは3月を表しており、劇中に出てくる字幕にちなんでいる。なお、作品中で卓越した演技力を発揮している兄役の趙方豪は惜しくも98年に夭折した。

◇CAST/趙方豪 由良宜子 奥村公延 内藤剛志 諏訪太朗 石井聰亙 
長崎俊一 山本政志 野本寿美子

◇STAFF/ 製作     西村隆
脚本     宮崎裕史・小野幸生・矢崎仁司
撮影監督  石井勲
録音     鈴木昭彦
音楽協力  ボリビアン・ロッカーズ

◇『三月のライオン』受賞暦(1990年製作)

1991年
*ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム招待
*ヤング・ジャパニーズ・シネマ・フェスティバル巡回上映
(ニューヨーク,バークレイ,ロサンゼルス他)
*メルボルン国際映画祭招待
*東京国際映画祭ヤング・シネマ招待
*バンクーバー国際映画祭招待
*山形国際ドキュメンタリー映画祭/日本映画パノラマ招待
*香港ニュー・ジャパニーズ・シネマ・フェスティバル招待
*ロンドン国際映画祭招待

1992年
*ロッテルダム国際映画祭招待
*エーテボリ国際映画祭招待
*ヴィクトリア国際映画祭招待
*シンガポール国際映画祭招待
*福岡アジア映画祭招待
*ヘルシンキ国際映画祭招待
*ベルギー王室主催・ルイス・ブニュエルの『黄金時代』賞受賞
*ロンドンICAで公開。2週間SOLD OUT

ホームページアドレス http://www.tamaeiga.org