米映画芸術科学アカデミーは、俳優であり、映画監督のロバート・レッドフォード氏にアカデミー名誉賞を贈ると報じた。
理由は、独立系の映画プロダクションであるサンダンス・プロダクションを設立し、若手の映画陣の育成に大きな成果をあげたことが評価された。また、毎年開催される若手映画人の映画の祭典であるサンダンス映画祭なども独立映画産業の発展に尽くしたことも評価されている。
ロバート・レッドフォード氏は、1937年8月18日、カリフォルニア州サンタモニカの生まれ。画家になるために、ヨーロッパに渡ったが、挫折し、舞台美術勉強をしたが、役者に転向。舞台俳優として活躍したが、劇場映画『戦場の追跡』(62)の出演をきっかけに本格的な映画俳優の道を進む。『明日に向って撃て!』(69)の出演で人気を得る、この時の出演料が、独立系の製作会社サンダンス・プロダクション設立のきっかけになり、のちのサンダンス映画祭につながる。初の監督作品は、『普通の人々』(80)でこの作品がアカデミー監督賞受賞することになる。最新作は、監督作品『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)で無名に近かったの俳優ブラッド・ピットを主役に起用し、大スターに上げた師弟コンビ共演作で現在公開中の『スパイ・ゲーム』。本編中でも師弟役であり約9年ぶりに共演作。

□アカデミー賞(米国)
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