歴史に封印された旋律が奏でる、或る愛の物語
レコードを聴きながら自殺、1930年代、世界中でそんな現象を巻き起こした「自殺の聖歌」として、発禁処分を受けるに至った曲があった。淡谷のり子、美輪明宏からビョークまで、現在も多くのアートストによって歌い継がれる名曲「暗い日曜日」である。その後、作曲者自らも自殺。今もなお、多くの謎を残すこの曲の誕生には、激しくも切ない愛の物語が隠されていた。
第二次世界大戦前夜のブタペスト。レストランのオーナー、その麗しき恋人、店のピアノ弾き、彼らは互いに、愛を共有し合う関係を保っていた。しかし「暗い日曜日」を作曲したことから、運命の歯車が狂い始める。活きること,愛することが簡単ではなかった時代。危ういほどに美しい旋律は.『真実』,間でも葬り去ってしまうのか・・・。
『暗い日曜日』は、2002年陽春よりシャンテシネほか全国ロードショー公開が決定!

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2703