演技派女優で、ブルーリボン賞主演女優賞、ベルリン国際映画祭主演女優賞など国内に限らず海外からも高くその演技が評価された左幸子さんががんのため、国立がんセンターで亡くなった。71歳。
新東宝の映画『若き日のあやまち』で女優デビューし、。生き生きした青春スターとして人気を集め、『にっぽん昆虫記』(63)(今村昌平監督)『飢餓海峡』(65)(内田吐夢監督)などで演技派の女優として高く評価された。また、77年には国鉄労働組合支援のもと国鉄保線マン夫婦の半生ドラマ『遠い一本の道』を初監督し、精力的にロケハンから撮影まで監督業をこなした、昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で再上映され、左幸子さんによる記念講演も行なわれた。

□ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/report/000220/index3.htm