女優・鈴木保奈美さん主演の映画『いちげんさん』(99)でスクリーンから無断で撮影し、ヌードシーンを掲載した事件で、出版社である講談社『週刊現代』に対して著作権を侵害したと判断し、東京地裁は、出版社側に計560万円の支払いを同社に命じる判決を言い渡した。
作品は、京都シネメセナ第1回作品であり、京都映画祭のオープニング飾った話題作と同時に鈴木保奈美さんの主演作で、当時久しぶりの舞台に立つ、ヌードシーンがあるなどで多くのマスコミも注目していた。
作品は、映画祭では大盛況でチケットを買えないなどの苦情も殺到し、急遽追加上映も決定し、一般公開前から話題になっていた。
映画『いちげんさん』は、現在ではビデオ化されており、パイオニアLDCからDVDも発売している。