今年1月16日にカビラ大統領が護衛官に射殺され、政治情勢がいっそう緊張感を
増しているコンゴ民主共和国(旧ザイール)に、かつて志半ばにして命を奪われ
た1人の英雄がいた。パトリス・ルムンバ−−−1960年にベルギーの植民地支配
から脱し、独立を果たした後のコンゴ初代首相である。わずかな在位にもかかわ
らず、その人気は今も衰えることなく、世界中に信奉者がいると言われているル
ムンバ。そんな彼を知るラウル・ペック監督も幼少時代にコンゴで過ごし、故国
ハイチでは文化大臣を務めたこともある彼が綿密な下調べに裏打ちされた解釈に
ドラマ性をもたせた脚色とドキュメンタリータッチの手法がルムンバ暗殺の真相
を探る『ルムンバの叫び』。
昨年のカンヌ映画祭監督週間で正式出品され、その後各国の映画祭でも上映され
たリアリティさが絶賛されたラウル・ペック監督最新作。
日本での公開は、9月15日からBOX東中野にて独占ロードショー公開決定!

□公式サイト(フランス)
http://www.lumumba-lefilm.com/