昨年のカンヌ国際映画祭で「国際批評家連盟賞」「エキュメニック賞」をダブル受賞
した青山真治監督『ユリイカ』がまだ、記憶にあるが、今年の第54回カンヌ映画祭
の「批評家週間」部門に出品されていた万田邦敏監督の『UNLOVED』が、キリ
スト教関係の批評家が選んだエキュメニック新人賞とラーユドール(仏鉄道協会金賞)
をダブル受賞した。
これで、製作のサンセントシネマワークスは、昨年に続き、同部門で、エキュメニッ
ク新人賞を連続受賞したことになる。第50回のカンヌ映画祭でも『萌の朱雀』で新
人監督賞を河瀬直美監督が受賞している。
コンペ部門にも昨年の新人賞を獲得した青山真治監督の『月の砂漠』を出品している
が、発表は、21日に行なわれる。
サンセントシネマワークスは、受賞は、快挙であるといえる。

□『UNLOVED』作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=64128