第54回カンヌ国際映画祭の実行委員会は19日に出品作品を発表した。
日本からは、コンペ部門に、今村昌平監督の『赤い橋の下のぬるい水』、青山真治
監督の『月の砂漠』、是枝裕和監督の『ディスタンス』の3作品のほか、ある視点
部門には、諏訪淳彦監督の『H story』、批評家週間に、万田邦敏監督の『UNLOVED
』などが選出された。
日本映画がコンペ部門に3作品出品されるのは、1956年の黒澤明監督の『生きものの
記録』などが出品されて以来の45年ぶりのこと。
また、審査委員長は、『叫びとささやき』(72)や『エーゲ海の旅情』(73)などを主演
し、『鏡の中の女』(75)でアカデミー賞主演女優賞でオスカーを手にした女優リブ・
ウルマンさんが務める。
オープニング作品は、バズ・ラーマン監督、ニコール・キッドマン、ユアン・マクレ
ガー主演の『ムーラン・ルージュ』クロージング作品は、『見出された時−「失われ
た時を求めて」より−』が公開されたばかりのラウル・ルイス監督最新作
『LES MES FORTES』(01)。

□カンヌ映画祭
http://www.festival-cannes.fr/