第7回シネマコリア上映会『ミスター・マンマ』『五月−夢の国』など上映
第7回シネマコリア上映会『ミスター・マンマ』『五月−夢の国』など上映
【日 程】4月22日(日)
11:00『ミスター・マンマ』(無料)
13:00 ゲスト・トーク(無料)
ゲスト:田代親世(フリー・アナウンサー,
『韓国エンターテイメント三昧』著者)
14:45『五月−夢の国』(有料)
※ 会場は238席。各回定員入替制。開場は上映の15分前。
【会 場】名古屋市博物館 B1F 講堂
名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 TEL 052-853-2655
地下鉄桜通線「桜山」駅下車、4番出口から徒歩3分
【入場料】『五月−夢の国』 当日券のみ 1,200円
『ミスター・マンマ』はフィルム貸出元である韓国文化院の規定に
より無料上映。ゲスト・トークも無料。
【主 催】シネマコリア
【共 催】駐日大韓民国大使館・韓国文化院
【後 援】財団法人名古屋国際センター
【フィルム提供】駐日大韓民国大使館・韓国文化院
スタンス・カンパニー
【問合せ】アジアスーパーシネセンター内 シネマコリア/李 TEL 052-453-3110
★『ミスター・マンマ』(1992年,韓国)
Mr. Mamma/104分/35mm/カラー
製作:申シネ(『KUMIHO/千年愛』,『銀杏の木の寝台』,『LIES/嘘』)
監督:カン・ウソク(『トゥー・カップス』)
出演:チェ・ミンス(『ユリョン』,『リベラ・メ』)
チェ・ジンシル(『ゴースト・ママ』,『手紙』,『燃ゆる月』)
傑作コメディ『トゥー・カップス』のカン・ウソク監督が人気スターのチェ
・ミンス(『ユリョン』の副艦長)とチェ・ジンシルを起用して製作したラブ
・コメ。妻に逃げられ、子連れ出勤する羽目になった若い父親の新しい恋を描
く。儒教思想の強い韓国においていち早く男の子育てを描いた画期的な作品で
もある。愛知初上映作品。
ある日ヒョンジュン(チェ・ミンス)は、赤ん坊の息子サンアの泣き声で目
が覚める。妻が書き置きをしていなくなっていたのだ。やむなく勤め先のビデ
オ会社に子連れ出勤するヒョンジュン。当初は彼と息子のサンアを煙たがって
いた事務所の女子社員ヨンジュ(チェ・ジンシル)だが、しかたなくサンアの
世話をするうちにサンア、そしてヒョンジュンのことが気になり始める。
★ ゲスト・トーク
昨年、『韓国エンターテイメント三昧』を出版された田代親世さんをゲスト
にお迎えし、韓国映画やスター俳優・アイドルについてお話を伺います。
★ ゲスト紹介 田代親世(たしろ ちかよ)
フリー・アナウンサーとして、テレビ朝日の情報番組「ワイドスクランブル」
でレポーターを務めたり、ラジオ日本でニュースを伝えるかたわら、韓国エン
ターテイメント・ライターとしても活躍。実は大の香港映画迷で、香港返還を
実体験しようと1997年に仕事を辞めて香港に留学した経験あり。そして、帰国
後に韓国エンターテイメントの面白さに目覚め、研究を始める。主著は韓国の
歌謡アイドル、銀幕やお茶の間のスターたちを紹介した入門書『韓国エンター
テイメント三昧』(芳賀書店)。また、韓国エンターテイメント界をさらにデ
ィープに探った第二弾『韓国エンターテイメント三昧 2』を4月中旬に出版
予定。『ユリョン』のパンフレットにも文章を寄稿している。ちなみに自己分
析は「冷静なミーハー」とか。
★『五月−夢の国』(1988年,韓国)
Oh! My Land of Dreams/84分/16mm/カラー
製作:チャンサンコンメ(『ストライキ前夜』)
監督:チャン・ユニョン(『接続』,『カル』)
チャン・ドンホン(『クリスマスに雪が降れば』)
イ・ウン(『接続』,『クワイエット・ファミリー』,
『共同警備区域 JSA』のプロデューサー)
出演:パク・チュンソン,キム・ソンギョン,ホン・チョンウク
1980年5月に光州で発生した市民の民主化運動に対する政府の大弾圧、いわゆ
る光州事件をテーマにしたインディペンデント映画。光州事件を扱った作品に
は『つぼみ』(1996),『ペパーミント・キャンディー』(1999)などがあるが、
本作はおそらく光州事件を題材にした最初の韓国映画。1988年の韓国公開当時
は、当局の上映中止勧告にもかかわらず自主上映で延べ30万人の観客を動員し
た。若き映画人達がゲリラ的に製作しており「何かを伝えたい」という熱意が
ひしひしと伝わってくる佳作。なお、この作品の共同監督であるチャン・ユニ
ョン、チャン・ドンホン、イ・ウンの三人は現在商業映画界で監督・プロデュ
ーサーとして大活躍している。
以上