15日に「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の記者会見が行われた。
今年で12回目となる同映画祭では、夕張市内で2月15日から19日までの5日間。
 オープニング作品は、メグ・ライアンとラッセル・クロウ共演の話題作「プルー
フ・オブ・ライ
フ」など14本の招待作品を含む計約50本を市内5カ所の会場で上映される。
 毎回、新しい試みを行う同映画祭の今年の目玉は、すでに東京都での取り組み映
画撮影のための支援、フィルムコミッションを同映画祭会期中にパネルディスカッ
ションを行う。先に韓国での事例紹介と実際の完成された作品「リ・ベラメ」の上
映や韓国最新CGアニメなども上映も行われる。韓国からは、監督、主演俳優ほか
韓国フィルムコミッション関係者など総勢20数名と道内からも参加される見込み。
日本国内で、日本と韓国の映画関係者、フィルムコミッション関係者を集めた会議
は初の試みでもある。
また、デジタル上映も今年も実施し、フィルムを使わずに、映像を電話回線を使っ
て東京から受信し、受けたデータを直接DLPプロジェクター使用しての上映も行
う。
すでに、昨年10月の東京国際ファンタスティック映画祭でも試みているが、東京と
北海道という遠隔地での実施は、初。
ここで上映される作品は、同じシステムを昨年の同映画祭のサマーキャンプで遠隔
地での映画撮影、編集を行い、その完成した作品も上映される。
 ゲストは、審査員に、俳優の千葉真一さん、小林桂樹さんや女優の高島礼子さん
などが招待される予定。
 また、開催期間中に香港映画の撮影も行われ、香港から主演女優で昨年同映画祭
にゲストとして招待されたスー・チーさんも訪れることになっている。