● 第5回シネマコリア上映会

【日 程】8月20日(日)
      11:00 映画上映『手紙』
      13:30 映画上映『学生府君神位』
      15:45 ゲスト・トーク「日韓映画交流の現状と将来」
          ゲスト:門間貴志
      17:15 映画上映『手紙』
        ※ 各作品、完全入替制。開場は上映の15分前です。
        ※ ゲスト・トークは入場無料です。
【会 場】名古屋国際センター 別棟ホール
      名古屋市中村区那古野1-47-1 TEL 052-581-5678
      名古屋駅から東へ地下街を徒歩7分
      地下鉄桜通線「国際センター」駅下車スグ
【入場料】前売 1,200円 当日 1,400円
      ※ 前売券は、シネマスコーレ、名古屋市内プレイガイドにて発売。
【主 催】シネマコリア
【後 援】財団法人名古屋国際センター
     韓国観光公社
【問合せ】西村嘉夫(TEL 0561-53-3364,seochon@xa2.so-net.ne.jp)

★『手紙』(1997年,韓国)                【愛知初上映】
 the letter/102分/35mm/カラー/製作=アートシネマ
 監督:イ・ジョングク 撮影:パク・キョンウォン 音楽:カン・ミン
 出演:チェ・ジンシル(『ゴースト・ママ』,『タンジョクピヨンス』撮影中)
    パク・シニャン(『モーテルカクタス』第四話)

 美しい自然に囲まれた町。植物研究所研究員のチョ・ファニュ(パク・シニ
ャン)と国文科大学院生のイ・ジョンイン(チェ・ジンシル)は駅で偶然出会
い、恋に落ちる。やがて、結婚して幸せ一杯の新婚生活を送る二人。しかし、
ある日、夫ファニュが悪性の脳腫瘍にかかっていることが分かる。
 ストーリーよし、映像よし、音楽よし、俳優よしと四拍子そろった夫婦純愛
物語の傑作。韓国では同時期に公開された『八月のクリスマス』,『接続』よ
りもヒット。あまりに観客の涙腺を刺激するため「催涙性メロ・ドラマ」と呼
ばれた。第18回(1998)映画評論家協会賞新人男優賞(パク・シニャン)、第19
回(1998)青龍賞韓国映画最高興行賞受賞作品。

★『学生府君神位』(1996年,韓国)            【愛知初上映】
 Farewell My Darling/119分/35mm/カラー/製作=朴哲洙フィルム
 監督:パク・チョルス(『301・302』,『家族シネマ』)
 撮影:チェ・ジョンウ 音楽:ピョン・ソンニョン
 出演:パク・チョルス,パン・ウンジン(『太白山脈』,『301・302』)

 韓国からやってきたもう一つの「お葬式」映画。父親の葬式で久しぶりに故
郷に集まった親類縁者一同が繰り広げる騒動を描く。監督のパク・チョルス自
らが映画監督役で出演。韓国の「お葬式」の模様が克明に綴られる。韓国では
イム・グォンテクの『祝祭』と同年に公開され、国内映画賞を分け合った。題
名の「学生府君神位」は位牌に書く死者への尊号。
 第20回モントリオール映画祭最優秀芸術貢献賞、第34回(1996)大鐘賞助演男
優賞・脚本賞、第32回(1996)百想芸術大賞映画部門大賞・作品賞・監督賞・特
別賞、第16回(1996)映画評論家協会賞最優秀監督賞受賞作品。

★ ゲスト・トーク「日韓映画交流の現状と将来」
 映画評論家の門間貴志さんをゲストにお迎えし、日本映画の韓国での公開状
況をはじめ、韓国映画の最新情報も含めて現地の状況について色々お話しして
いただきます。『シュリ』の日本でのヒット、そして『Love Letter』の韓国で
のヒットにより、今後益々活発になるであろう日韓映画交流の現状と将来につ
いて、どんなお話しが出るかご期待ください。

★ ゲスト紹介 門間貴志(もんま たかし)
 1964年生。明治学院大学非常勤講師。著書に『欧米映画にみる日本』,『ア
ジア映画にみる日本』1〜2巻(ともに社会評論社)、共著に『越境する視線』
(せらび書房)、『映画監督 溝口健二』(新曜社)などがある。1995年まで
シードホールで「フリクショナル・ムービー・フェス」を中心とした映画上映、
美術展、演劇公演の企画運営にたずさわる。また、山形国際ドキュメンタリー
映画祭’97ではプログラム「<大東亜共栄圏>と映画」を担当した。