小樽出身の映画監督、小沼勝さんが、劇場用映画としては12年ぶりの新作を完
成させた。映画「NAGISA・なぎさ」は、1960年代の江ノ島が舞台で、
12歳の少女のひと夏におきた成長を描いたもの。原作は、現在「ビッグコミック
オリジナル」で『龍』で激動の中国を描き若者に多くの支持を得ている劇画家・村
上もとか氏のオリジナル原作で、「小学館ヤングサンデー」誌(小学館刊)に連載
、主人公である西宮なぎさの小学6年から大受験浪人までの成長を描いた長編青春
ストーリー。映画化に当たって物語は、12歳の少女の部分にまとめている。
 監督の小沼勝さんは、61年に日活に入社。十数年間にわたってロマンポルノを
撮り続け、80年頃からはテレビやビデオ映画で活躍しているベテラン。
 今回、あおもり映画祭で4日に上映され、監督の故郷である小樽で17日から小
樽プレミアシネマズで、10日は、高山旭座、札幌ポーラスターにて地方先行ロー
ドショー公開される。
 都内は、8月下旬より吉祥寺バウスシアター2/JAVで都内ロードショーが決定し
ている。