NEWS RELEASE
2000/5/22
20世紀フォックス(極東)映画 宣伝部

本年度アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞
「ボーイズ・ドント・クライ」オフィシャルサイト開設のお知らせ
http://www.foxjapan.com/boysdontcry/

 身体と精神の性の不一致に苦しむ主人公、ブランドン・ティーナを演じたヒラリー
・スワンクが、アカデミー最優秀主演女優賞をはじめ、ゴールデン・グローブ賞、ニ
ューヨーク映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞など主要映画賞の主演女優
賞を総嘗め、全世界でその渾身の演技が絶賛された「ボーイズ・ドント・クライ」。
 93年、アメリカ中部の「最も保守的」と言われる地域で起こった殺人事件を元に、
主人公ブランドン・ティーナの生と死を通して、若者の心と性的アイデンティティの
矛盾を浮き彫りにした本作を作り上げたのは、インディーズ出身の女性監督キンバリ
ー・ピアース。初の劇場用長編映画となる本作で、ニューヨーク映画批評家協会賞な
どの最優秀新人監督賞を受賞、センセーショナルな事件を真摯に見据え、実際の事件
の徹底的なリサーチから登場人物たちの魂に切迫したドラマチックな物語を完成させ
ました。

 ブランドン・ティーナは小柄で美しい青年だった。彼には不思議なカリスマ性が備
わり、誰もがそのチャーミングな魅力に引き寄せられた。彼は女性たちの理想のボー
イフレンドだった。けれど、彼はみんなが思っているような“彼”ではなかった──
肉体と戸籍上はティーナ・ブランドンという女性だったのだ。性同一性障害により間
違った肉体の中に閉じ込められたブランドンは、男として生きる道を選んだ。
 ブランドンはラナと出会い、恋に落ちた。ラナはすべてを理解した上でブランドン
を愛した。
 しかし、彼の秘密が明らかになったとき、悲劇の幕が切って落とされる──。

 20世紀フォックス映画では、「ボーイズ・ドント・クライ」の公開を前に、オフィ
シャルサイトを開設いたしました。ブランドンとラナの情熱的な恋を中心に、事件が
起こった背景にある地域性や現代アメリカの若者の心象風景など、事件の本質にリア
ルに迫った「ボーイズ・ドント・クライ」の世界をお伝えします。

「ボーイズ・ドント・クライ」は
7月上旬より、渋谷シネマライズほかにてロードショー

20世紀フォックス映画宣伝