ハーレムの秘密が今、明かされる。
美女サフィエがたどる数奇な運命とは?

『ラスト・ハーレム/Harem Suare’』
1999年/イタリア+フランス+トルコ合作/1時間46分/カラー/ヴィスタ/
ドルビーSRD

☆99年カンヌ映画祭 ある視点クロージング作品

・5月より神秘のロードショー

<INTRODUCTION>
神秘樋のヴェールに包まれた官能の世界、ハーレム。きらびやかな衣裳の女たちが
美を競い合う、華やかなその陰では、スルタンの寵愛をめぐって、さまざまな陰謀、
策略、そして嫉妬が渦巻く。スルタンの愛を得て権力を手にするためには手段を選
ばない。それが、ハーレムで生きて行くための掟。女たちの愛と欲望がうごめく、
オスマン・トルコ帝国最後のハーレムにすべてを捧げた美女サフィエがたどる数奇
な運命を、帝国の落日とともに絢爛豪華にドラマティックに描いた壮大なラブ・ロ
マンス、それが『ラスト・ハーレム』です。

今世紀初頭のオスマン・トルコ。スルタンのハーレムに買われて来たイタリア生ま
れの少女サフィエは、その美しさと利発さで、女たちに仕える黒人の宦官ナディー
ルの目に留まる。スルタンの寵姫の座を得て、権力を手中にすることを誓った二人
は、さまざまな妨害や中傷を受けながらも、着々と計画を進め、二人の間にいつし
か共犯関係を越えた愛が芽生え始めた頃、ついにサフィエは寵姫となり、皇子を出
産。まさに頂点に上りつめたかに見えた二人を待ち受けていたのは、すでに目前に
迫った帝国の終焉、そしてハーレムの崩壊だった…。

非情な運命に翻弄されながらも、自らのカで強く生きようとする主人公サフィエを
堂々と演じるのは、美しさと演技によりいっそうの磨きをかけたマリー・シラン。
トルコ語とイタリア語を完壁にマスターして、波乱の人生に立ち向かい、夢を見続
けようとするサフィエの強さと哀しさを、繊細に大胆に表現します。現在ランコム
のイメージモデルとしても注目を集め、人気も急上昇中。また、サフィエを支え、
禁じられた恋におちる黒人の宦官ナディールに扮するアレックス・デスカスの、内
に秘めた情熱を、言葉少なに物語る抑えた演技も印象にに残ります。

監督・脚本のフェルザン・オズペテクは、イスタンブールに生まれ、現在イタリア
在住。エキゾティシズムと官能の象徴としてのハーレムと、史実に基づいたありの
ままのハーレムの両方の姿を、独自の視点で浮かび上がらせる。撮影の大部分は、
イスタンブールの宮殿やブルサのハマム(大浴場)など、実際の史跡を使って行われ
ました。500着以上にものぼるきらぴやかな衣裳は、1万メートルにも及ぶ本物の生
地から作られたオリジナル。こうしてトルコ、イタリア、フランスの3カ国から集
まった才能あふれるスタッフとキャストによって、華麗なオスマン・トルコ帝国最
後のハーレムが、1世紀ぶりに見事に甦りました。

<STAFF>
監督:フェルザン・オズペテク

<CAST>
サフィエ:マリー・ジラン
ナディール:アレックス・デスカス