ファンタスティック・アニメコレクション

俳優座トーキナイトにて上映

ファンタスティック・プラネット 3/11(土)〜3/17(金)
ガンダーラ           3/18(土)〜3/24(金)
親指トムの奇妙な冒険      3/25(土)〜4/7(金)
アリス             4/8(土)〜未定

5月以降
大阪:扇町ミュージアムスクエア
名古屋:名古屋シネマテーク
福岡:シネテリエ天神
京都:みなみ会館 ほか順次全国展開

親指トムの奇妙な冒険

1993年/英国/60分/カラー

<STORY>
ダーク・シティで暮らす夫婦の間に、突然親指ほどの息子トムが生まれる。二人の
温かい愛情がトムを包む。しかし彼の誕生を知った何者かに捕らえられ、不思議な
実験ラボヘ連れ去られてしまう。そこは人為的に作られた奇形動物たちや肉体を分
断されながら生存装置によって生きる奇怪な人間を集め、実験を繰り返している場
所だった。トムは奇妙な形をしたトカゲと共に脱出、その後ジャイアント・キラー
と呼ばれるジャックたちの助けを借りて、両親に再会するのだが…。

<STAFF>
脚本・デザイン・監督・編集:デイヴ・ボースウィック

<CAST>
ニック・アプトン
デボラ・コラード
フランク・パシングハム
ジョン・スコフィールド
マイク・ジフォード
ロバート・ヒース
ジョージ・ブラント

ガンダーラ

1987年/フランス/1時間23分/カラー/ドルビーステレオ

<STORY>
平和と快楽の未来都市“ガンダーラ”を襲う謎の機械集団メタルマン。古代より伝
わる予言通り、ガンダーラは滅び、却下のなかに姿を消そうとしていた。その時一
人の若者が立ち上がった。彼の名はシルヴァン。最後の勇者。彼はガンダーラを救
う唯一の鍵である“予言”に隠された秘密を追って、時空を超えた闘いへと旅立つ
。彼は数々の危機を乗り越え、旅の果てに人工頭脳のメタモルフに出会う。そして
彼は、メタルマンの軍団が1000年先の未来から攻めてくること、その軍団を率いて
いるのが独裁者となったメタモルフであることを知り、未来のメタモルフと戦うた
めに永い眠りにつくが…。

<STAFF>
監督・脚色:ルネ・ラルー
原作:じゃん=ピエール・アンドルヴォン
音楽:ガブリエル・ヤレド
製作総指揮:ミシェル・ノル
製作:ドミニク・ボワショ、フィリップ・デナール、マルティーヌ・ルベ
編集:クリスティーヌ・バンシュ

<CAST>
シルヴァン:ピエール=マリー・エスクルー
エレル:カトリーヌ・シュヴァリエ
メタモルフ:ジョルジュ・ウィルソン
アンビゼクストラ:アニー・デュベレイ
ブラノミール:ジャン=ピエール・デュコス
話す扉:クリスティーヌ・パリス
メタルマン:オリヴィエ・クリュヴェイエ

ファンタスティック・プラネット

1973年/フランス、チェコ合作/73分/カラー

<STORY>
 何かに追われ、不思議な木の生える林の中を、必死に逃げまどう人間の母親。腕
の中には赤ん坊を抱いている。ようやく林をぬけ、小高い丘に登ろうとすると、巨
大な青い手によって、あっけなくつき落とされてしまう。この惑星には、ドラーグ
人という青い巨人族が住んでおり、彼等にとって人間は、虫けら同然、せいぜいペ
ットでしかなかった。
 今しも、ドラーグ人の子供達が人間をおもちゃにして遊んでいた。人間の母親は
死に、その赤ん坊は、偶然通りかかったドラーグ人の知事とその娘ティバによって
ひろわれ、ペットとして育てられることになった。
 このドラーグ人は、全身まっ青な皮膚を持ち、目だけが赤く輝いている。そして
“瞑想”を非常に重要な日課としていた。
 ティバによって、テール(terre=テラ)と名付けられた人間の子供は、やがて成
長し少年となったが、ティバが学習機(レシーバー)を使って勉強する時、いつもそ
ばに居たため、レシーバーによってその知設を身に付けてしまう。
 ティパが初めて“瞑想”に参加するようになったある日、テールはレシーバーを
抱えて逃げだした。逃げる途中、人間の少女に出会ったテールは、彼女に連れられ
、多くの人間がドラーグ人から身を隠して住んでいる大木に辿り着く。この大木に
住む人間違が、テールのもたらしたレシーバーによって、あらゆる知識を身に付け
、どんどん進歩していった。だが、人問を単なる害虫としか考えないドラーグ人は
、人間獲りを開始する。
 “瞑想”をするようになったドラーグ人にとって、今はもう無用の長物となった
ロケッ
トの墓場。そこに、テールを始めとする人間達は、新しい都市を造った。レシーバ
ーによって得た高度な技術を駆使し、ロケットを人間用に改造した。折りしもドラ
ーグ人にによる人間獲りがいっそう激しくなった時、隣の惑星である「野性の惑星
」へ向けて、調査隊を乗せたロケットが飛び立つだ。「野性の惑星」に人間が移住
できるか否か。果たして調査隊がそこに見たものは、ドラーグ人の”瞑想”の秘密
だった。
 ドラーグ人達は、“瞑想”によって、その精神だけを「野性の惑星」に飛ばし、
ここで出会う異星人と共に、マネキンの体を使って婚礼式を挙げていた。この婚礼
式によって生命エネルギーを得、ドラーグ人の種を保存しているのだった。
 この秘密を知った調査隊は、婚礼式の最中のマネキンを次々と破壊した。これに
よって重大な損傷を受け、大混乱を起こしたドラーグ人達は、ようやく人間獲りを
中止した。やがて、人問とドラーグ人達の間に平和の協定が結ばれることになった
。そして、新たに「野性の惑星」と同じような人工の惑星を造り、ここに、人間が
移り住むことになった。この新しい人工の惑星、人間のための惑星は、英雄テール
の名前をとって、テール(テラ)=地球、と呼ばれることになった。

<STAFF>
監督:ルネ・ラルー
脚本:ルネ・ラルー、ローラン・トポール
原作:ステファン・ウル
作画:ローラン・トポール
音薬:アラン・ゴラゲール
製作:S・ダミアーニ、A・ヴァリオ=ギャバリオーネ

1973年/フランス十チェコ合作/73分/カラー

アリス/ALICE

1988年/スイス、西ドイツ、英国合作/1時間24分/カラー

<STORY>
散らかった部屋で、少女アリスが人形で“アリスごっこ”をしていると、ガラスケ
ースの中の白ウサギが突然動きだした。慌てて駆け出していった白ウサギの後を、
アリスは驚きながらも追いかけることにした。するとアリスは、インキやクッキー
を食べて大きくなったり小さくなったり、自分の流した涙で溺れそうになってしま
ったり、白ウサギにはメアリー・アンと間違われ、奇妙な動物たちに襲われたりと
、次々と不思議な出来事に遭遇するのだった。

<STAFF>
脚本・デザイン・監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
原作:ルイス・キャロル
アニメ:ベトリフ・グラセル
撮影:シュヴァトブルク・マリー
録音:イヴォ・シュバリ、ロベルト・ヤンサ
編集:マリエ・ゼマノヴァー
美術:エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー、イジー・ブラーハ
製作総指揮:キース・グリフィスス、マイケル・ヘイヴァス
製作:ペーター=クリスティン・フォイター

<CAST>
アリス:クリスティーナ・コホウトヴァー(演技)
   :カミーラ・バウアー(声)