ドイツチェーンソー大量虐殺/DAS DEUTSCHE KETTENSAGEN MASSAKER

アート・ホラー/1990年/ドイツ映画/カラー/63分/

この映画はヤバすぎる!
「ネクロマンティック」を超えた!ドイツの超過激派映像作家シュリンゲンズィー
フ、ついに日本上陸!

<INTRODUCTION>
 「ネグロマンティック」「死の王」のエルグ・ブットゲライト監督に続き、つい
に待望の日本上陸を果たすドイツ作家クリストフ・シュリンケンズィーフ。その名
を一躍世界に轟かせた怪作がこの「ドイッチェーンソー大量虐殺」だ。1989年のド
イツ統一後、西側に怒濤のごとく流入する無数の旧東ドイツ人。だが、食肉工場を
経営する西ドイツのある一家は、東からやって来る人々を次々と殺してはソーセー
ジにしていた…。
 数十万人の流入者の内、4%が行方不明になったという事実をモチーフに創造さ
れたおぞましき寓話。全編、血と臓物に満ちた残虐シーンと、ダーティで騒々しい
笑いのオンパレード。だが、その汚物映像の裏にはドイツの今を描こうとする作家
の怒りと勇気が込められている。観る者のはらわたをかき混ぜ、嘔吐と嫌悪、興奮
と感動を呼ぷアヴァンギャルドなクレイジーさはかの名作「ピンクフラミンゴ」に
も匹敵する。そう、シュリンケンズィーフこそドイツのジョン・ウォーターズなの
だ。「処女の生血」以降、最も素晴らしい怪優ウド・キアーの姿が見られるのも見
逃せないポイントだ。

<STAFF>
製作:クリスティアン・ヒュルスト
監督:クリストフ・シュリゲンズィーフ
助監督:ウド・ギアー
脚本:クリストフ・シュリゲンズィーフ
撮影:クリストフ・シュリゲンズィーフ、フォクシ・ベーレンクラウ
編集:アリアーネ・トラウブ
美術:ウリ・ハニッシュ
音楽:ジャック・アルル

<CAST>
ウド・ギアー
カリーナ・ファレンスタイン
スザンネ・ブレデヘーフト
アルトゥア・アルブレヒト
フォルカー・シュベングラー
アルフレッド・エーデル