SLAM
世界を変える、言葉がある
全米で大注目の全く新しいパフォーマンス・アート”SLAM”
『SLAM』
1998年/アメリカ映画/1時間49分/ドルビーSRD/カラー/アメリカンビスタ
6巻/2,972m/日本語字幕:江口研一
☆1998年カンヌ映画祭新人賞・観客賞/1998年サンダンス映画祭 審査員大賞
☆1998年IFPゴッサム・アワード ペリー・エリス新人賞
<INTRODUCTION>
「SLAM」とは−ヒップホップを詩の朗読の中に取り入れた、自由で新し“コトバ”
のパフォーマンス。
書かれた言葉ではなく、耳から自然に飛び込んでくる“音”としてのコトバを大事
にする新しいカルチャーシーン“SLAM“がアメリカを中心に沸きあがっている。
単なる詩の朗読会とは違い、ポエトリー・リーディングとも呼ばれ、そのライブ感
あふれるクールで熱いパフォーマンス性は若者を中心に圧倒的支持を集め、瞬く間
に、ニューヨークから全米へと広がりを見せている。
本作の舞台でもあるワシントンDCの刑務所に、あまりに黒人の若者が多いことに驚
いた監督のマーク・レビンは、ストリートの真実をSLAMによってあぶり出す事を思
い付いた。そこで主人公のレイに抜擢されたのはグランド・スラム・チャンピオン
で優勝した実績を持つソウル・ウイリアムズ。レイの才能を見出す詩の教師ローレ
ン役のソニア・ソンも本物の詩人である。映画の中て詠まれる詩も実際に二人が
作ったものだ。彼らの思いは、SLAMという形でメッセージを投げかけ“今までの、
どんなジャンルにもあてはまらない、新世代の映画の誕生”(ヴァラエディ誌)と
評されるほどマスコミの絶賛を受けた。
<STORY>
−自由は自分の中にある。
ドッジ・シティと呼ばれる低所得者住宅。そこに自分のラップでレーベルを始めた
いと夢見る若者がいた。だが運悪く少量の麻薬所持で逮捕され、刑務所内のもめご
とに巻き込まれてしまう。彼に逃げ場はない。しかし彼は、コトバが暴力に対抗し
得ることを発見する。そして、そこで詩を教えていた女性の影響で自分の中にぐつ
ぐつとマグマのようにくすぶっていたコトバに気づき、全てがそこから始まる…。
<STAFF&CAST>
監督・脚本・製作:マーク・レビン
出演:ソウル・ウイリアムズ、ソニア・ソン、ボンズ・マロー