狂おしいまでの純愛を貫くフレッシュ・アイドル、小原裕貴(ジャニイズJr.)と
後藤理沙の映画初主演作!

『ガラスの脳/The Last Kiss』
1999年/日本/カラー/ヴィスタサイズ/上映時間100分

☆第12回東京国際映画祭特別招待公式参加作品

・1月29日(土)涙のロードショー

<INTRODUCTION>
彼女に神が許した覚醒の時は、たった5日間だった。限られた時間の中で、雄一は
由美にすべてを捧げ、愛を貫こうとする…。『ガラスの脳』は、せつない恋の無垢
な輝きを描き尽くしたミステリアスなファンタジー・ロマンです。神様がくれた5
日間。そのあまりに短い時間の中に、少年と少女の崇高で狂おしいまでの愛が激し
く燃焼する!
主人公・雄一を演じるのはティーンエイジャーに絶大な人気を誇るジャニーズJr.
の小原裕貴。せつない片想いを至上の愛に昇華させてゆく姿を繊細に演じきり、早
くも話題沸騰です。彼の愛を一身に受け、5日間の生命を懸命に生きる由美は、ポ
カリスエットのCMなどで注目の美少女、後藤理沙。5日間で17年分の成長を遂げる
という難しい役柄で、生まれたての無垢さとキュートな魅力をあますところなく発
揮。フレッシュなアイドルふたりの共演が、この作品に特別なきらめきをもたらし
ています。

原作は、日本が世界に誇るマンガ界の巨匠、手塚治史の同名の短編(集英社刊)。生
命の神秘を切り口に、凝縮された純愛を詩情豊かに謳いあげた珠玉の名作として、
手塚ファンのみならず、若い女性をはじめとする幅広い層に熱く支持され、ロング
セラーを保持しています。この原作に惚れ込み、監督にあたったのは『リング』『
リング2』でホラー・ブームを巻き起こした中田秀夫。かねてから念願だった「一
途芯ラブ・ストーリー」に挑戦し、登場人物の感情をきめ細やかに描き出すことで
見事に新境地を開いています。
世紀末の現代に贈る、せつない純愛おとぎ話。胸をかきむしられるような感動と深
い余韻がいま、あなたの心をつつむ。

<STORY>
1954年、富士ノ原に旅客機が墜落した。たったひとりの生存者は、臨月の妊婦から
奇跡的に誕生した赤ん坊・由美。しかし彼女は一度も目覚めることはなかった。
1961年。喘息で入院していた7歳の少年・雄一は、病院で眠り続ける少女・由美を
発見。雄一のキスが始まったのは、その時からだった。「目を覚まして、僕が王子
様だよ」。願いを込めて毎日、そっと由美の唇にキスする雄一。だが、彼女は眠り
から覚めなかった。
1972年。高校生になった雄一(小原裕貿〔ジャニースJr〕)は、偶然テレビのワイド
ショーで、飛行機墜落事故の生存者・由美がまだ眠り続けていることを知る。雄一
の脳裏に、少年の頃の記憶が甦る。いても立ってもいられず病院へと向かう雄一。
彼が目にしたのは美しく成長し、いまだ眠りから覚めない由美(後藤理沙)の姿だっ
た。彼は再びキスを贈り続ける。そしてある嵐の夜、祈りを込めた長いキスをした
雄一に、ついに由美が微笑みかける。17年の眠りから覚めたのだ!しかし、ふたり
の運命の行方は残酷だった。

<STAFF>
原作:手塚治虫
監督:中田秀夫
製作総指揮:中村雅哉
企画:明智知幸
プロデューサー:涼樹弘尚、大澤茂樹
脚本:小中千昭
撮影:林淳一郎
照明:富見山明長
録音:北村峰晴
美術:斎藤岩男
編集:田中慎二
音楽:川井憲次

<CAST>
小原祐貴
後藤理沙
榎木孝明
林友花
河合美智子
名取裕子