全国公開を前に9/12(土)より新宿K’s cinemaにて1週間限定・レイト公開中の映画『ダイナマイト・ソウル・バンビ』(松本卓也監督)。好評につき1週間の上映延長が決定した。9/17(土)~9/23(金・祝)まで、上映時間は12:10~に変更される。

9/13にジャン=リュック・ゴダール監督逝去が報じられた。世界中の映画ファンから敬愛されてきたゴダール監督とはあまりにも対照的な監督の姿がここに。日本の片隅でもがく最低な「監督」を描いたのが映画『ダイナマイト・ソウル・バンビ』だ。もちろん監督だけでは映画は作れない。その傍らには最高の「スタッフ、キャスト」の存在が。

ムービ―(虚構)VS メイキング(現実)
あなたは撮影現場を体感する…!
最低な監督と最高の仲間が選ぶ結末は!?

【あらすじ】
インディペンデント映画業界で勢いのある若手監督の山本は、
天野プロデューサーに見出され、低予算だが新作長編映画『ダイナマイト・
ソウル・バンビ』制作の機会を得る。山本は仲間のスタッフ、キャストら
と共に意気込み、プロチームと合同で撮影に挑む。その様子をメイキング
カメラ担当の谷崎が記録していた…!

メイキング映像と本編映像が同時進行する新機軸パラレル映画『『ダイナマイト・ソウル・バンビ』。映画制作の現場、趣味と仕事の違いとは!?そして人に翻弄され、自分を見失う男!奇しくも日本映画業界が、この1本に凝縮されている。


何層にも自分を俯瞰してマジメに遊んでいる映画。

皮肉と裏ハラの自己肯定感と向き合人々、、、
撮影現場を覗き見る面白さと共に、時折、ジワっと漂う温かい情感、、、

オリジナル作品ならではの新鮮な味わいを堪能いたしました。
魅力的なキャスト達の宝庫!松本カントクに拍手をお送りいたします!!

本木雅弘 (役者)


エネルギーが沸く映画が好きだ。
<ダイナマイトソウルバンビ>を初めて見た時、映画に対する情熱、そして映画に夢中になって起こる才気あふれる騒動に惹かれた。
映画作りの魅惑、しかし必然的に経験しなければならない過ちとミス、そして苦痛を純粋に描いた映画だった。
多少未熟だが、だからこそもっと愛情のこもったインディーズ映画作りの思い出と言えるだろうか。
遅ればせながら、松本監督の映画をずっと見てみたい。

キム·ボンソク (映画評論家、元富川国際ファンタスティック映画祭プログラマー)


またしても松本卓也の掌で、あちらに転がり、こちらに転がり、気がつきゃトリコ。
彼の作品を観るといつもこうだ。同じ作り手としては悔しく、同じ映画に憑かれた者としてはたまらなく嬉しい。

これからも現場に携わる限り、さまよえるバンビでありたい。
そう願う。

小松公典 (脚本家)


自ら監督役を演じてインディペンデント映画の制作現場の熱意と混乱を映画同様に過酷な現場で描き切り、そして約5年もかけて一般公開に漕ぎつけた松本監督。もうそのパワーと執念には本当に賞賛の何者でもない。昨今の映画業界では絶対にNGなキャラクターを自分自身で演じるリスクを顧みず、業界の汚点を曝け出して問題提起しながらも、ちゃんとエンタメとして楽しませるという離れ技をやってのけた。今こそ松本監督の渾身の叫びを全身で受け止めよ!まさにこれが”映画”だ!

石田雄治(プロデューサー『嫌われ松子の一生』『告白』『八日目の蝉』『神は見返りを求める』)


ものづくりの舞台裏は、自尊心、自己愛、マウンティングが渦巻く戦場。その全てをあけすけに描いた99分間の反面教師! 絶対ダメだけど、実際の現場にも少なからずあるわよね、こういうこと……。

よしひろまさみち(編集/ライター)


映画監督のパワハラ、セクハラが問題になっている昨今、現場の混乱ぶりもあわせて、ある意味、ここまで露悪的に現在の映画製作の現場を表した本作は、映画に関わる人には苦味が強い。そして、不適切と思える表現を含めて、自身の生き方を肯定し、ラストシーンで監督の山本の叫び声は、過酷な環境でもやるしかないという松本卓也監督の決意表明なのだろう。

掛尾良夫(元「キネマ旬報」編集長、田辺・弁慶映画祭 プログラミング・ディレクター)


Dynamite film – meta-good-fun!
A wild ride (in a pickup truck w/ dynamite in the back)!

Buffalo International Film Festival(ニューヨーク)


●海外メディアへの掲載 (作品コメント)

Wall Street International Magazine(ウォールストリート インターナショナル紙)
https://wsimag.com/entertainment/57983-dynamite-soul-bambi

訳:「理想とは裏返されるためにある。インディーズ映画製作への賛歌。」
私たちの多くが『ダイナマイト・ソウル・バンビ』が暗にほのめかす「インディペンデント映画製作の実態」を目の当たりにしたくはないだろう。本作では、インディペンデント映画製作における様々な問題、脚本家兼映画監督の一盛一衰、そして、すべてが映画監督を中心に動く環境で渦巻く悪循環などに焦点が当てられているからだ。本編とメイキングを行き来した果てに辿り着く物語ラストのどんでん返しは、一見の価値がある。


韓国最大の映画専門誌「CINE21」
http://m.cine21.com/news/view/?mag_id=93373

訳:「プチョンファンタスティック映画祭で、出会った人」
笑いのテイストも入った素晴らしい作品。メイキングビデオも、本作と同じ位力を入れている。松本監督は「スーパーヒーローのように完璧なキャラクターより、欠点はあるが『私たち』みんなの話に置き換えられる人物を描きたい」「エンターテインメント要素が多い映画を目指し、今後も作品を作りたい」と抱負を語る。(インタビュー中もウディ・アレンの様だと絶賛された!)


期間:9/10(土)~9/23(金)
劇場:新宿K’s cinema
時間:先行 9/10(土)~9/16(金) 連日20:30~
   延長 9/17(土)~9/23(金・祝) 連日12:10~
※9/17以降も毎日イベント、日替わりプレゼント配布する予定です!
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