自然世界への畏敬を独自の漫画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介の「海獣の子供」を、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、そのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃がついに映像化。主演は14歳ながらにして数々の映画・ドラマ・CMにて幅広く活躍する芦田愛菜が務め、石橋陽彩や浦上晟周といったフレッシュな若手から、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、田中泯、富司純子ら実力派キャストが集結。音楽は久石譲が手がけ、米津玄師が自身初の映画主題歌を書き下ろした事でも話題を集めている映画『海獣の子供』がいよいよ明後日7日(金)に全国公開となります。

この度、映画公開を記念して、日本最大級の延床面積を誇る「名古屋港水族館」とのタイアップが決定! 国内で2か所しかない海獣の王ことシャチを飼育している水族館の1つでもあり、映画の中で“水族館”が重要な場所であることからタイアップが成立。館内南館2階ホワイエ(シネマ館入口)では、映画『海獣の子供』パネル展を開催。STUDIO4℃が手掛けた美麗な本編カットや美術ボードを交えて作品世界に触れられるコーナーに。さらに、名古屋港水族館の人気スポット「マイワシのトルネード」(南館2階)と劇中音楽を手掛けた久石 譲がコレボレーションし、本日から7月14日(日)まで<マイワシのトルネード~『海獣の子供』スペシャル~>として実施されます。久石譲氏が手掛ける映画音楽に乗せて、約3万5千匹のマイワシの群れが魅せる美しい幻想的な海の世界が幅約14メートルもの「黒潮大水槽」いっぱいに表現されます。
さらに、タイアップにあたり映画を鑑賞した名古屋港水族館館長日登弘氏は、
「海洋生物の王者シャチを飼育する者から見ても、まさに子供達の夢や、未来への想像をかきたてられる内容で、次に何が来るのか、わくわくさせられる感動の連続でした。」
と、水族館に来たときのようなワクワク感を映画にも感じたとコメント。

名古屋地区では、ミッドランドスクエアシネマ、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、109シネマズ名古屋にて『海獣の子供』は上映します。

是非、映画を観た後に名古屋港水族館へ赴き、作品世界を追体験してみて下さい。
なお、『海獣の子供』オリジナル・サウンドトラックは本日6/5発売!
タイアップ内容
1 企画展「映画『海獣の子供』公開記念 海獣展」
(1)開催期間 令和元年6月4日(火)~同年6月30日(日)
(2)開催場所 南館2階 ホワイエ(シネマ館入口)
(3)展示内容 映画のシーンなどをパネルで紹介します。

2 マイワシのトルネード~『海獣の子供』スペシャル~
(1)開催期間 令和元年6月4日(火)~同年7月14日(日)
(2)開催場所 南館2階 黒潮大水槽
(3)開催内容 人気イベント「マイワシのトルネード」を久石譲氏が手掛ける映画音楽にのせて開催します。約3万5千匹のマイワシの群れが魅せる美しい幻想的な海の世界が、久石氏の音楽によってさらに彩られます。

『海獣の子供』オリジナル・サウンドトラック 情報
■発売日:6/5(水)
■価格:¥2,800+税
■収録曲数:25曲
■発売元:ユニバーサル・ミュージック

<久石 譲 プロフィール>
作曲家、指揮者、ピアニスト。国立音楽大学作曲科卒業。在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家として出発。
映画『風の谷のナウシカ』以降、『風立ちぬ』まで宮崎駿監督の全作品の音楽を担当。その他、滝田洋二郎監督『おくりびと』、李相日監督『悪人』、高畑勲監督『かぐや姫の物語』、山田洋次監督『家族はつらいよ』シリーズなど国内外の映画音楽を多数手掛け、日本アカデミー賞最優秀賞音楽賞や紫綬褒章受章を含む数々の賞を受賞。 ピアノソロやオーケストラなど様々な演奏活動のほか、近年はクラシックの指揮活動や、世界の最先端の音楽を紹介するコンサート・シリーズ「MUSIC FUTURE」を主宰するなど、活動の場は多岐にわたる。

映画『海獣の子供』作品情報 

イントロダクション

あなたは<生命誕生の物語>を目の当たりにする――。

独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介。初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)は、自然世界への畏敬を下地に“14歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃最新作にして、そこに集いし日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>。
メインキャストには、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演し、直近では連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”を任されるなど、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩、そしてNHK大河ドラマ「真田丸」で真田幸村の嫡男・大助を好演し、舞台でも活躍する浦上晟周、さらに映画『レディ・プレイヤー1』にてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、青年トシロウ役に抜擢された森崎ウィンと、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、田中泯、富司純子といった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣。
音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添えた彼の“音”は映画のもう一つの顔と言える。

異才たちの才気が結晶化した“唯一無二のアニメーション映画”がここに誕生した。

ストーリー

光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。
巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。
<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。

琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。
“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。
“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。

これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。

映画『海獣の子供』クレジット
【タイトル】『海獣の子供』
【公開表記】 6月7日(金)全国ロードショー
【原作】 五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
【キャスト】芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン 稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 / 田中泯 富司純子
【スタッフ】監督/渡辺 歩 キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一 美術監督/木村真二  
CGI監督/秋本賢一郎 色彩設計/伊東美由樹 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
【音楽】久石譲
【主題歌】米津玄師「海の幽霊」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【アニメーション制作】STUDIO4℃ 
【配給】東宝映像事業部
【映画公式サイト】www.kaijunokodomo.com
【映画公式twitter】@kaiju_no_kodomo
【コピーライト】©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会