広島県出身、迫田公介監督の長編デビュー作品『君がいる、いた、そんな時。』が呉市にて昨年夏にオールロケーションされました。初夏を襲った集中豪雨で一時期は撮影も危ぶまれましたが被災されたにも関わらず地元市民の協力と応援を得て夏の終わりに撮影を終え、完成間近となりました。

主演の岸本役には、監督がこだわった設定と同じフィリピン人と日本人のハーフのマサマヨール忠が、同じく主演の香山役には、呉市内の小学校に通う坂本いろはをオーディションで大抜擢しました。主人公を支える図書館司書・祥子役には、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』出演や現在配信中のFODオリジナルドラマ「百合だのかんだの」出演他、映画・ドラマ・舞台にと活躍がめざましい小島藤子。現在、ドラマ「あなたの番です」(NTV)に出演中で、多数の映画、TVドラマに出演し作品を支える阪田マサノブ。そして地元広島で絶大な人気アナウンサー横山雄二をはじめ、人気ラジオパーソナリティーおだしずえ、呉市出身の若手俳優沖原一生、広島住みます芸人藩飛礼の竜児など広島ゆかりのキャストが並びます。

監督は中編ながら東京をはじめ各地で劇場公開を果たした中編映画『父の愛人』の迫田公介。本作は、念願の監督の幼少期を過ごす呉を舞台に、自身がうつ病を患った時期を重ねながらオリジナル脚本を書き、みずから映画化、2020年に広島と東京を皮切りに全国公開を予定しています。

映画を全国公開する目標を実現するためにクラウドファンディングが開始されました。

●ストーリー

小学6年生の岸本はフィリピン人と日本人とのハーフということもあり、クラスでいじめを受けている。学校でのよりどころは優しく見守ってくれる新任司書・祥子と過ごす図書室だった。岸本と同じクラスの放送委員の香山は必死で校内放送をするがいつも空回りでクラスからも浮いている。そんな時、岸本と祥子が香山の企てる特別放送の企画に巻き込まれていく。不器用な3人は日常でそれぞれ抱えている問題を隠しながら特別放送の放送日がやってくる。

●キャスト

マサマヨール忠、坂本いろは、小島藤子

おだしずえ、末武太、アイリン・サノ、沖原一生、山本正大、吉元宏介、渡邊海瑠、下村拓巳、山本偉地位、小川恭未子、藩飛礼・竜児

阪田マサノブ、横山雄二 

音楽:ウサギバニーボーイ、kneeeeee、オカダノリコ

タイトルデザイン:田中健太郎

監督、脚本、プロデューサー 迫田公介

◯迫田監督からのメッセージ

「不器用で、だけどそれでも精一杯懸命に生きようとしている3人を描きたい。人は弱い。でもそれだけではなく、強くあろうとする姿を観せたい。それによって観てくださる方々の生きていくことへのエールになれば。そしてそれは不器用で生きることが下手な自分が描かなければいけない映画だと思う」

◯監督プロフィール

1977年、広島県呉市に生まれる。2004年にニューシネマワークショップ在学中に短編映画『この窓、むこうがわ』を監督、卒業後制作した短編映画『の、なかに』と共に国内外の映画祭に入選、招待上映される。長編映画準備中に鬱病となる。3年間療養、入退院を経て中編映画『父の愛人』(出演:麻丘めぐみ)にて復帰。同作品は中編映画としては異例となる劇場公開を果たす。現在、広島県呉市在住、本作が長編デビュー作となる。

●クラウドファンディング支援先 「MotionGallery」募集期間2019/5/31から7/31まで

https://motion-gallery.net/projects/kimiiru/

●映画『君がいる、いた、そんな時。』 公式サイト https://kimi-iru.com/

公式facebookページ https://www.facebook.com/kimiiru

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