。カンヌ映画祭で2度のグランプリを受賞したマッテオ・ガローネ監督最新作『ドッグマン』が8月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開となります。

イタリアの鬼才マッテオ・ガローネ最新作。世界が驚愕した衝撃の問題作が、ついに日本上陸。

ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、セザール賞の外国語映画賞にノミネートされ、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞7部門を獲得した『ゴモラ』(08)と、同省3部門を受賞した『リアリティー』(12)で、カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリに2度輝いた、イタリアの鬼才マッテオ・ガローネ。その唯一無二の世界観と映像、社会のダークサイドに斬り込むとともに、人間の弱さや愚かさを恐れることなく描く脚本で、今や他に並ぶ者のない映像作家としてリスペクトされる存在となった。

主演を務めたマルチェロ・フォンテは、暴力に支配され抗えない主人公の姿を鬼気迫る演技で観客を圧倒し、昨年の第71回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を獲得。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でも作品賞、監督賞をはじめ最多となる9部門を制した。誰にでも訪れる可能性がある人生の不条理を容赦なくあぶり出した問題作がついに日本に上陸。

犬たちが目撃する不条理の穴に堕ちていく主人公の姿とは―。ダークでスリリングな予告編が公開

犬のトリミングサロンを経営する主人公マルチェロの平和な日常が、暴力的な友人シモーネによって次第に壊されていく様が切り取られた予告編。娘と犬をこよなく愛する心優しいマルチェロはシモーネの誘いも、仲間たちのシモーネ殺害計画にもNOと言い切ることができず、そんな彼の態度がやがて大きな事態へと繋がっていくことに。

タイトルの<ドッグマン>とはマルチェロが経営するトリミングサロンの名前であるが、暴力に支配され不条理の穴に堕ちていくマルチェロの姿を見ている犬たちは唯一の“目撃者”。人間の残酷さと滑稽さを見つめる彼らの視線が映画の重要な役割を果たしている。

■予告編
https://youtu.be/RhHLqeg_A9E

監督:マッテオ・ガローネ(『ゴモラ』、『リアリティ』、『五日物語~3つの王国と 3 人の女~』)
出演:マルチェロ・フォンテ、エドアルド・ペッシェ、アダモ・ディオジーニ
原題:DOGMAN | 2018 年 | イタリア=フランス | イタリア語 | カラー | シネマスコープ | 5.1ch | 1 時間 43 分 | PG12 | 字幕翻訳:石井美智子
配給:キノフィルムズ/木下グループ | 宣伝プロデュース:ブレイントラスト | dogman-movie.jp | ©2018 Archimede srl – Le Pacte sas