独自の世界観を描き、その芸術性が高く評価され、熱狂的なファンを持つ漫画家・松本大洋。1993年~94年にかけて週刊ビッグコミックスピリッツで連載され、松本大洋の名前を世に知らしめたとも言われる超人気漫画を、『マインド・ゲーム』(湯浅政明監督)を手掛けた気鋭の映像制作集団・STUDIO4℃が制作し、2006年に公開されたアニメーション映画『鉄コン筋クリート』。
主人公・クロとシロを演じた二宮和也と蒼井優は、声優初挑戦ながらその熱演が各方面から話題を集め、第80回米国アカデミー賞長編アニメ映画賞のノミネート最終候補となった他、第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞など、国内外の数々の映画賞を受賞しました。

そしてこの度、STUDIO4℃の最新作『海獣の子供』の公開を記念して、地上波放送が決定。『海獣の子供』劇場公開前週の6月2日(日) 19時よりTOKYO MXにてOAとなります。劇場公開10年以上経過した今なお多くのアニメファンから愛され、熱い支持を受け続ける、平成のアニメ史に輝く伝説的作品を是非ご覧ください!

『鉄コン筋クリート』で美術監督を務めた木村真二は『海獣の子供』でも同監督を担当し、作品世界に彩りを添えています。さらに、『鉄コン筋クリート』で主人公・シロを演じ、『海獣の子供』では主人公の母親・安海加奈子を演じる蒼井優から、地上波放送に当たってコメントが到着!

シロ役で初めて声優のお仕事をいただき、「声だけでキャラクターに感情をのせる難しさ」「引き受けた責任の重さ」「実写では声の掛からない役を演じられる喜び」を知りました。
4℃作品を語るのは恐れ多いですが、画の滑らかさ、ダイナミックさ、そして、アニメーション作りの喜びが作品にも現場にも溢れているところが、『鉄コン筋クリート』と『海獣の子供』の共通点だと思います。

映画『鉄コン筋クリート』地上波放送 概要

【番組タイトル】STUDIO4℃最新作、映画『海獣の子供』公開記念!『鉄コン筋クリート』

【放送局】TOKYO MX

【放送日】6月2日(日)19:00~21:00(予定)

【ストーリー】
義理と人情とヤクザの“地獄”の町<宝町>。
自由に飛び回る<ネコ>=2人の少年、クロとシロのたった一つの住処。
しかしそこへ、開発という名の地上げ、ヤクザ、暴力、実態の分からぬ“子供の城”建設プロジェクト、不気味な3人組の殺し屋の影、そして、<ヘビ>と呼ばれる男が現れ、町は不穏な空気に包まれる。宝町が大きく動くとき、
二人の運命も大きく揺り動かされる―

【スタッフ】
原作:松本 大洋 監督:Michael Arias 脚本:Anthony Weintraub 演出:安藤 裕章
総作画監督・キャラクターデザイン:西見 祥示郎 作画監督:浦谷 千恵 作画監督・車輌デザイン:久保 まさひこ 美術監督:木村 真二

【キャスト】
クロ:二宮 和也 シロ:蒼井 優
ヤクザ・木村:伊勢谷 友介 ヤクザ・鈴木“ネズミ”:田中 泯 チョコラ:大森 南朋 バニラ:岡田 義徳
沢田刑事:宮藤 官九郎 小僧:森三中 蛇:本木 雅弘

【番組公式HP】https://s.mxtv.jp/anime/tekkon/

©2006 松本大洋 / 小学館、アニプレックス、アスミック・エース、Beyond C、電通、TOKYO MX
©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会