日本初劇場公開となるポーランド映画界の新たな才能 アダム・グジンスキ監督の映画『メモリーズ・オブ・サマー』が、6月1日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、UPLINK吉祥寺を皮切りに全国順次公開となります。

このたび、本予告が完成いたしました。

それは、ぼくが子どもでいられた最後の夏だった――

12歳の少年の目を通して描かれる、切なくも忘れられない一夏の記憶。

1970年代末―夏、ポーランドの小さな町で、12歳のピョトレックは新学期までの休みを母ヴィシアと過ごしている。父は外国へ出稼ぎ中。母と大の仲良しのピョトレックは、母とふたりきりの時間を存分に楽しんでいた。だがやがて母はピョトレックを家に残し毎晩出かけるようになり、ふたりの間に不穏な空気が漂い始める。一方ピョトレックは、都会からやってきた少女マイカに好意を抱くが、彼女は、町の不良青年に夢中になる。それぞれの関係に失望しながらも、自分ではどうすることもできないピョトレック。そんななか、大好きな父が帰ってくる――。

ワイダ、ポランスキー、スコリモフスキといった巨匠たちに続き、近年、パヴェウ・パヴリコフスキ(『イーダ』『COLD WAR あの歌、2つの心』)、アグニェシュカ・スモチンスカ(『ゆれる人魚』)と次々に実力派監督を生み出すポーランド映画界において、また新たな才能が日本初登場!デビュー短編『ヤクプ』(97)がカンヌで絶賛されたアダム・グジンスキ監督が自身の体験をもとにつくりだした映画『メモリーズ・オブ・サマー』は、子どもと大人の狭間で揺れる12歳の少年の目を通して描かれる、忘れられない一夏の記憶を描く傑作である。

このたび解禁となった本予告では、友人たちと無邪気に水遊びをしたり、母親とダンスするなど楽しく夏休みを過ごしている少年が、やがて母親の隠しごとを察する様子や、秘密を持つ母の意味深な表情を切り取っている。離れて暮らす父と久しぶりに再会を果たし、家族は幸せな時間を過ごすのだが……。

主人公の少年ピョトレックを演じたマックス・ヤスチシェンプスキは、ワルシャワの小学校に通っていたときに、グジンスキ監督に見出された逸材。主人公に適した少年がなかなか見つからず、撮影自体を延期し、2年間かけて探したという。マックスは本作で初めて演技に挑戦し、ポーランドの映画祭ネティア・オフカメラ2017で<ライジングスター賞>を見事受賞している。

■本予告編
https://youtu.be/48g7sMIi0hU

監督・脚本:アダム・グジンスキ
撮影:アダム・シコラ 音楽:ミハウ・ヤツァシェク 録音:ミハウ・コステルキェビッチ
出演:マックス・ヤスチシェンプスキ、ウルシュラ・グラボフスカ、ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ

2016年/ポーランド/83分/カラー/DCP  原題:Wspomnienie lata 

配給:マグネタイズ  配給協力:コピアポア・フィルム

公式サイト:http://memories-of-summer-movie.jp/ 
公式Twitter:https://twitter.com/m_of_s_movie
公式Facebook:https://www.facebook.com/memoriesofsummermoviejp 
© 2016 Opus Film, Telewizja Polska S.A., Instytucja Filmowa SILESIA FILM, EC1 Łódź -Miasto Kultury w Łodzi

6/1(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開!