映画『Winny』制作決定、主演に三浦貴大、阿部進之介。
この度、堀江貴文氏・家入一真氏・山田孝之氏らが審査員を務めた、2018 年のホリエモン万博にて開催されたCAMPFIRE 映画祭のグランプリ獲得企画『Winny』が、⻑編実写映画として製作されることが決定致しました。
主演を務めるのは、大河ドラマ『いだてん』第二部に出演予定の三浦貴大。
また、映画『キングダム』、映画『デイアンドナイト』に出演した阿部進之介の出演が決定しております。
監督は「イイネ!イイネ!イイネ!」(主演:クレイジーケンバンド)、「サブイボマスク」(主演:ファンキー加藤)、「逃亡料理人ワタナベ」(主演:池内博之)の門馬直人が務め、今後、上記2名以外のキャストは、大規模オーディションにて決定予定です。
撮影は 2019 年 11 月、公開は 2020 年春を予定しております。
【Winny について】
天才エンジニアだった金子勇氏が開発した、P2P ファイル共有ソフトのこと。Winny は「P2P 技術」や「リーンスタートアップ」という点で優れていたが、違法ファイルの温床化によって開発者の金子氏は逮捕。7年という⻑い裁判の末無罪となった。
しかし、同じように音楽ファイル共有ソフト「Napster」を開発したショーン・パーカーは逮捕されることはなく、その後、Facebook 初代 CEO となり Spotify への投資もしたのだ。
現在世界中の起業家が YouTube や Netflix などの動画配信サービスを展開しているがそこに日本発のものはない。もし金子氏が逮捕されていなかったら、今以上に革新的なサービスが日本から生まれていたかもしれない。
先月 28 日に放送された「NHK スペシャル 平成史スクープドキュメント第 8 回 情報革命 ふたりの軌跡 〜インターネットはなにを変えたか〜」でも、金子氏と Winny、および今作が特集され、今改めてその存在と技術の価値が注目を集めている。
【映画「Winny」ストーリー】
映画監督アキラは、刑事だった父を亡くし、久々に実家に帰る。実家で父・隼人の部屋の片付けをしていると、古い捜査資料を見つけ、父が P2P ファイル共有ソフト「Winny」の開発者東京大学の教授「金子」を逮捕していた事を知る。
アキラは、日本で初めてソフト開発者が逮捕された Winny 事件に興味を持ち、事件について調べ始める。
金子について取材を進めるうちに、次第に事件に対しての印象が変わってくる。
金子に悪意はなかったのか…刑事としての父の行動は本当に正しかったのか…。
Winny 事件の真相、金子を取り巻く環境、そこに対立する隼人たち警察。違った立場から見た一つの事件を映画を通して表現しようと決意したアキラは、親友の渡辺、協力者の野口と共に Winny 事件の全貌に迫る映画「Winny」を作り上げる事が出来るのか―
【キャスト】
三浦貴大 Miura Takahiro (アキラ)
【近年の出演作】
「ダンスウィズミー」(2019)、「空の瞳とカタツムリ」(2019)、「3D 彼女 リア
ルガール」(2018)、「栞」(2018)
阿部進之介 Abe Shinnosuke (渡辺)
【近年の出演作】
「キングダム」(2019)、「デイアンドナイト」(2019)、「アウト&アウト」(2018)、「栞」(2018)
【スタッフプロフィール】
監督 門馬直人 Monma Naoto
株式会社リクルートの広告ディレクターを経て、映画製作会社ドッグシュガーを設立し、映画・T V ドラマのプロデューサー・キャスティングプロデューサーとして活動。「ハヌル-SKY-」(2013) が Short Short Film Festival&Asia のミュージック short 部門グランプリを受賞。同年、初の⻑編映画作品「ホテルコパン」(主演: 市原隼人)を 監督。他にも「イイネ!イイネ!イイネ!」(主演:クレイジーケンバンド)、「サブイボマスク」(主演:ファンキー加藤)などの監督を務め、最新作はひかり TV で先行配信がされている配信ドラマ「逃亡料理人ワタナベ」である。
企画 サトシ・フルハシ Satoshi Furuhashi
みずほ銀行入社後、ベンチャー企業を経て 2014 年スマートキャンプ株式会社を設立。
SaaS 比較サイト「ボクシル」、BPO コンサル「BALES」など複数事業を立ち上げる。「出る杭が打たれない社会を作りたい」という想いから 2018 年 2 月 CAMPFIRE 映画祭にて「Winny」を企画プレゼンし優勝。
監督:門馬直人|企画:サトシ・フルハシ|脚本:眞武泰徳|プロデューサー:伊藤主税
製作・配給:andpictures|©映画「Winny」製作委員会