今は亡きロビン・ウィリアムズが映画化を熱望した風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を、名匠ガス・ヴァン・サント監督が描く『ドント・ウォーリー』が、ついに5月3日(金・祝)より公開となります!
オレゴン州ポートランドの風刺漫画家ジョン・キャラハン。辛辣なユーモアを失わず、決して人生を降りない、車いす生活の破天荒な男。そんな彼に魅せられて、自伝の映画化権を獲得したのは、2014年他界したロビン・ウィリアムズだった。監督にと相談を受けていたガス・ヴァン・サントは、ウィリアムズ亡き後、自ら脚本を手掛け、企画から20年の時を経た2018年ついに映画を完成させた。

当初キャラハンを演じることを熱望していたウィリアムズの遺志を受け継ぎ主人公キャラハンを演じたのはホアキン・フェニックス。彼の仕草、話し方等を研究し見事に演じきっている。他にルーニー・マーラ、ジョナ・ヒル、ジャック・ブラックが、キャラハンの人生にやさしく寄り添い、世界に背を向けていた彼を支えていく周りの人々を演じている。
今回、ガス・ヴァン・サント監督やキャストのインタビュー、そして貴重な撮影現場風景が満載のメイキング映像が解禁となった!

ガス・ヴァン・サント監督はジョン・キャラハンの映画化をロビン・ウィリアムズが熱望した理由について「ロビンの友人であるクリストファー・リーヴのためだろう。四肢麻痺になった彼に捧げたかったんだ。またキャラハンはジョーク好きの漫画家で、ロビンはそれも気にいったんだと思う」と語る。
劇中、人生のどん底にあったキャラハンは、禁酒会に参加し、そこに集まる人々と酒にまつわる告白をし合うことで、自らのアルコール依存症と向き合っていくが、その禁酒会の主催者ドニーを演じたジョナ・ヒルは「ドニーはジョン・キャラハンを指導し、友人になっていく。指導する過程で自分も癒やされるんだ」と撮影を振り返る。 キャラハンが事故にあったときに一緒だったデクスターを演じたジャック・ブラックは、「(本作出演の)オファーが来て僕は大喜びしたが、“ほら吹き”の役だった。ガスはこう考えたんだと思う。“このほら吹きのバカを誰がやる?”そうだ、ジャック・ブラックだ」と豪快に笑うなど興味深いインタビューや撮影風景が続く。
さらに『誘う女』(95年)以来、2度目のガス監督作品への出演となったホアキン・フェニックスについて、監督は「ホアキンは俳優として完全に役に成りきっていた。原作をいつも持ち歩いて、何か書き込み、撮影の度に読み返した。ジョン・キャラハンを演じる情熱はすごかった」と貴重な舞台裏も明かした。
「私はドキュメンタリーの手法に興味を持っていた。実際におこっているような、現実感を出したかったんだ」と話すガス・ヴァン・サントが描き出す風刺漫画家ジョン・キャラハンの不屈の半生。個性溢れるキャストが集結した話題作をぜひ劇場でお見逃しなく!

【ストーリー】オレゴン州ポートランド。アルコールに頼りながら日々を過ごしているジョン・キャラハン(ホアキン・フェニックス)は、自動車事故に遭い一命を取り留めるが、胸から下が麻痺し、車いす生活を余儀なくされる。絶望と苛立ちの中、ますます酒に溺れ、周囲とぶつかる自暴自棄な毎日。だが幾つかのきっかけから自分を憐れむことを止め、過去から自由になる強さを得ていく彼は、持ち前の皮肉で辛辣なユーモアを発揮して不自由な手で風刺漫画を描き始める。人生を築き始めた彼のそばにはずっと、彼を好きでい続ける、かけがえのない人たちがいた・・・。2010年、59歳で他界した世界で一番皮肉屋な風刺漫画家の奇跡の実話。

■監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント ■出演:ホアキン・フェニックス、ジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック ■音楽:ダニー・エルフマン ■原作:ジョン・キャラハン 【原題:Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot/2018年/アメリカ/英語/115分/カラー/PG12】 ■配給:東京テアトル ■提供:東宝東和、東京テアトル
※公式サイト www.dontworry-movie.com    
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