大杉漣(徳島県出身)主演作、片岡愛之助主演作などを上映、「第1回 Sun-Chi ターンテーブル映画祭 観る、語らう、食べる−太陽を食べる三日間」催
この度、徳島県のオーベルジュ型アンテナショップ「TurnTable(ターンテーブル)」(渋谷区神泉町)主催による映画祭「第1回 Sun-Chi ターンテーブル映画祭 観る、語らう、食べる−太陽を食べる三日間」が開催される運びとなりました。
本映画祭は、自然と人、過去と今と未来をつなぐメッセージが込められた映画を鑑賞し、映画に関わった方達の生の声を聴き、それをテーマに観客も一体となって語り合う。
そして、映画とのつながりを持った「食」を一緒に楽しむ。
そんな新しい形の映画祭をターンテーブルで開催いたします。
記念すべき第1回映画祭のテーマは「SUN-CHI」。徳島県その他の山々で育った木のチップなどでスモークを作る。木は太陽のエネルギーを吸収して、燃やすことによってその力を開放する。
木でスモークされた食材は、あたかも太陽を食べることにつながるのではないか?という思いから、
今回のタイトルはつけられました。
「SUN」は、「太陽」、産地などの「産」などを表します。「CHI」は、土地の「地」、培われた
知恵の「知」、そこに暮らす人々の生き様の「血」などの意味が込められています。
上映映画は、1日目に蔦哲一朗監督(徳島出身)による短編『林こずえの業』と『AWA TURN(仮)、2日目に上方歌舞伎界のスター俳優・片岡愛之助が主演を務める異色コメディー『築城せよ!』(古波津陽監督)、そして最終日の3日目には、定年後にサーフィンを始めた中年男の第二の人生を大杉漣(徳島県出身)主演で描き、多くの中年サーファーを生み出すという社会現象を巻き起こした『ライフ・オン・ザ・ロングボード』(喜多一郎監督)というバラエティに富んだラインナップとなっております。
なお、『ライフ・オン・ザ・ロングボード』は続編となる『ライフ・オン・ザ・ロングボード2nd Wave』(主演 吉沢悠)が5月31日(金)より劇場公開となることからの公開記念としての特別上映となります。奇しくもターンテーブルは、大杉漣さんがご来館予定だったこともあり、まさに本映画祭とは運命の巡り合わせとなります。
映画を観て、映画をつくった人の話を聞きながら、食事をする、飲みかわす。食事のシーンでは、徳島のブランド鶏「阿波尾鶏」を中心に、我々が直接入手したヒノキのチップなどで燻製にして楽しみたいと思います。連休の後半、渋谷の神泉でキャンプ遊びを楽しめる「映画祭」。親子連れも歓迎のイベントです。
<開催概要>
Sun-Chi ターンテーブル映画祭 観る、語らう、食べる−太陽を食べる三日間
■会期:2019年5月3日(金)〜5月5日(日)
■上映作品:以下をご参照ください。
■ゲスト:
5月3日 蔦哲一朗監督
5月4日 古波津陽監督
5月5日 喜多一郎監督 他
■料金:3,500円
■会場:ターンテーブル(渋谷区神泉町10-3)
■主催:ターンテーブル
※上映・イベントスケジュール詳細は、ターテーブル公式サイトをご参照ください。
公式サイト:http://turntable.jp/
<上映作品紹介①:5⽉3⽇(⾦・祝)>
『林こずえの業』『AWA TURN(仮)』
監督:蔦 哲⼀朗
『林こずえの業』出演:⽵橋英⾥、⾼尾 始、⻄ 正⼈
『AWA TURN(仮)』出演:内藤佐和⼦、永原レキ
『林こずえの業』上映時間:30分
『AWA TURN(仮)』上映時間:35分
「林こずえの業」
上映時間30分
【あらすじ、作品解説】
新米林業作業員である林こずえの1日が今日も始まる。
徳島県の山間部を舞台に、重機を駆使した近代林業の現状をドキュメンタリータッチで描きながらも、ファンタジーの世界へ入り込んでいく特異作である。
日本の昔話や民俗学をもとに発想を膨らませ、山の神様に敬意を評し、また同時に山で生きる人々への敬意を評した人間讃歌映画。35mmフィルムでの撮影を通し、徳島県の自然を切り取った映像美も必見である。
【地元キャスト】
林こずえ:竹橋英里
初老の男性:高尾 始
主任:西 正人
その他、多数
【スタッフ】
製作:徳島県西部総合県民局
監督:蔦 哲一朗
撮影監督:青木穣/撮影助手:西佐織、石井彩乃
照明技師:稲葉俊充/照明助手:安達豊、富谷さつき
録音技師:佐々井宏太
制作:上田真之/制作助手:辻秋之、高木悠衣、倉田雄一朗
演出部:福嶋賢治、松永太郎邦継
衣装部:野口藍
ヘアメイク:庭崎紀和
スチールメイキング:小崎基広
脚本:河村匡哉
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「AWA TURN(仮)」
上映時間35分
【あらすじ】
息子を連れて徳島に一時的に帰郷した佐和子は、地元で藍染めをする幼なじみのレキと再会する。徳島の自然と伝統に触れながら、佐和子は小学生の時に描いた2.8キロの壁画を町興しのために復活させることを決意するのだった。
【地元キャスト】
サワコ:内藤佐和子
タイセイ:内藤大世
レキ:永原レキ
サワコの父(浄瑠璃人形遣い):勘緑
サワコの同級生:堀正幸/春野祐治
【スタッフ】
製作:徳島県
監督:蔦 哲一朗
撮影監督:竹野智彦
録音技師:石川秀行
助監督:辻秋之
整音:佐々井宏太
脚本協力:河村匡哉
壁画:羽尻 利門
映画監督 蔦 哲一朗(つた てついちろう)プロフィール
1984年生まれ、徳島県出身。祖父は池田高校野球部の元監督・蔦文也。
上京して東京工芸大学で映画を学び、07年に「夢の島」を製作。13年に地元、徳島の祖谷地方を舞台にした映画「祖谷物語ーおくのひとー」を発表。東京国際映画祭をはじめ、トロムソ国際映画祭で日本人初となるグランプリを受賞するなど国内外数多くの映画祭に出品され話題となる。最新作、祖父である蔦文也監督のドキュメンタリー映画「蔦監督―高校野球を変えた男の真実―」が徳島県先行公開、全国公開中。
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<上映作品紹介②:5⽉4⽇(⼟)>
『築城せよ!』
監督:古波津陽
出演:⽚岡愛之助、海⽼瀬はな、江守徹、藤⽥朋⼦
製作年:2009年
配給:東京テアトル
上映時間 115分
『戦国武将、現代に段ボールで城を建てる!?』
「2009年公開、古波津陽監督の長編デビュー作。愛知県の山奥に25mの原寸大段ボール城を建てて撮影された。奇想天外な物語の中に、「町おこし」や「リサイクル」といった現代的なテーマが内包されている」
【出演者】
片岡愛之助
海老瀬はな
江守徹
阿藤快
藤田朋子
ふせえり
津村鷹志
<上映作品紹介③:5⽉5⽇(⽇)>
『ライフ・オン・ザ・ロングボード』
監督:喜多⼀郎
出演:⼤杉漣、⼤⽉⽉乃、⼩栗旬、⼩倉久寛、勝野洋
製作年:2005年
配給:オフィスキタ
上映時間 102分