日本映画界のレジェンド・中島貞夫が20年ぶりの復活!
平成最後のちゃんばら時代劇、誕生!!

菅原文太「木枯らし紋次郎」シリーズ、「まむしの兄弟」シリーズ、「真田幸村の謀略」(1979年)など、50年以上に渡り数々の娯楽大作を世に送り出してきた中島貞夫監督の20年ぶりの長編時代劇で高良健吾主演「多十郎殉愛記」が、2019年4月12日(金)より全国公開となります。

幕末の京都。親の残した借金から逃げるように長州から脱藩、上洛した浪人・清川多十郎。大義も夢もない多十郎は好意を寄せるおとよの想いに気付きながらも、孤独であろうと日々を無為に過ごしていた。京都見廻組による取り締まりが強まる中、腹違いの弟・数馬が脱藩し、兄の元へとやってくる。その頃、町方からの注進で多十郎の存在を知った見廻組は、新撰組に先んじて手柄を立てようと多十郎の捕縛に動き出す。すべてを捨てた男。そんな男を愛した女。慕っていた兄を追う弟。三者三様、それぞれの想いを胸に、見廻組との死闘が繰り広げられる。果たして3人の運命は―。

本作は『京都撮影所の伝統である“ちゃんばら”を後世に伝えたい』という熱い思いから、日本映画界のレジェンドである中島貞夫監督が20年ぶりにメガホンをとった、平成最後の“ちゃんばら”時代劇。根無し草のように生きながらも、ひとたび剣を持てば凄まじい強さと色気を放出する新ヒーロー、多十郎を演じるのは、本作で初の本格的な“ちゃんばら”に挑んだ高良健吾。儚げな表情の中に芯の強さを秘めた、ワケありの小料理屋女将おとよ役には多部未華子。そして、大志を抱いて京へ上ってきた多十郎の弟・数馬を木村了、後に“維新の三傑”と呼ばれた桂小五郎を永瀬正敏、多十郎に前に立ち塞がる最強の敵・溝口蔵人を寺島進が演じる。また、本作には中島監督の一番弟子である熊切和嘉が監督補佐として参加。

この度解禁する本編映像は、多十郎がついに封印してきた刀を抜き大勢の役人を相手に大立ちまわりを見せるシーンで、中島監督がマキノ雅弘監督の助監督をしていた時代に多くを学んだという長屋が立ち並ぶ街中で多十郎が逃げ回る場面から始まる。
長屋の中を豪快に突き破りながら、役人たちに追われる多十郎。その騒ぎに乗じて、傷を負った数馬を抱えながらおとよが逃げ出すことに成功する。竹林まで大勢の見回り組を引きつけた多十郎はついに長州一の剣豪と言われながらも、京に来てからは封印してきた刀をついに抜く。見廻組の手練れたちをたった一人で相手にし、息をのむ豪快な剣さばきを見せる反面、多十郎は最低限の命のやり取りしかしない。それは愛する者を守るため、自分に注意を引きつけ、おとよと数馬が逃げる時間稼ぎのためだけに抜いた剣なのだ。
高良健吾が本作で「一番の挑戦だった」と語る殺陣は、長州一の剣豪という役どころながら、相手を斬るための殺陣ではなく、愛する者を守るための殺陣。撮影前に稽古を重ねたものの、現場で当日につけられる型を覚え、演じながら殺陣を繰り広げるということがとても難しく、だからこそやり甲斐があったと語っている。今回公開する本編映像を含め、中島監督と高良健吾が作り上げた本格的なちゃんばらシーンの数々をぜひスクリーンで確かめていただきたい!

■本編映像

<あらすじ>
幕末の京都。長州脱藩浪人・清川多十郎は大義も夢もなく日々を無為に過ごしている。一途に想いを寄せるおとよの想いに気付きながらも、頑なに孤独であろうとする多十郎。京都見廻組に浪人の取り締まりが強まる中、腹違いの弟・数馬が大志を抱いて、兄の元へとやってくる。その頃、町方からの注進で多十郎の存在を知った京都見廻組は、新撰組に先んじて手柄を立てようと多十郎の捕縛に動き出す。三者三様、それぞれの想いを胸に死闘が繰り広げられる。

平成最後の“ちゃんばら”時代劇、映画『多十郎殉愛記』は4月12日(金)より全国ロードショー。

出演:高良健吾  多部未華子 
木村 了 永瀬正敏(特別出演)/寺島 進
監督:中島貞夫  脚本:中島貞夫 谷 慶子
製作:「多十郎殉愛記」製作委員会 制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー 制作プロダクション:ザフール 
制作協力:東映京都撮影所 
配給:東映/よしもとクリエイティブ・エージェンシー ©「多十郎殉愛記」製作委員会
公式サイト:http://tajurou.official-movie.com/