この度、KADOKAWA とハピネットの共同製作によって、閉塞感を漂う邦画界において、「リミッターを外せ︕」を合⾔葉に、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイター達の感性と才能を思うままに爆発させた、“ジャンル映画”の中でも特にエッジの効いた作品を共同で開発、発信していくプロジェクト『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』を⽴ち上げました。記念すべきプロジェクト第一弾は 4 月 12 日公開『殺⼈⻤を飼う⼥』。 いよいよ今週末から劇場公開致します。

そしてプロジェクト第二弾となる『アンダー・ユア・ベッド』が 7 月 19 日(金)に劇場公開することが決定いたしました。
メガホンを取ったのは安里麻里監督。黒沢清監督、塩田明彦監督の助監督を経て『バイロケーション』(14)『氷菓』(17)などで確かなファンを獲得し各方面から称賛を集める期待の女性監督。原作は『殺人鬼を飼う女』と同じく大石圭。93 年に「履き忘れたもう片方の靴」で第 30 回文藝賞佳作。他の著書に「殺人勤務医」「湘南人肉医」「復讐 執行人」「飼育する男」「檻の中の少女」「人間処刑台」「甘い鞭」「殺人調香師」「あの夜にあったこと」等があ
る。

本作は、家族や学校、誰の記憶に残らず存在を無視されてきた孤独な男・三井直人が、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」彼女との 11年ぶりの再会を夢見て、追い始める処から始まる。しかし、目の前に現れた彼女は学生時代の頃の輝きを失い別人のように変わっていた。何故?彼女に一体何が起こっているのか。男は、彼女に憑りつかれ監視するようになり、自宅に潜入しベッドの下に潜り込み、ベッドの上の彼女を想い過ごし始める。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのかー。愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさ、繊細な役柄を高良健吾が演じる問題作。

そして、高良演じる三井が狂気の愛を向けるヒロイン・佐々木千尋を演じたのは、中田秀夫監督『ホワイトリリー』(17)や、『私は絶対許さない』(18)ではマドリード国際映画祭主演女優賞ノミネート、NHK 大河ドラマ「西郷どん」など、映画、舞台、ドラマと体当たりの演技で頭角を現し、今注目を集める実力派女優・西川可奈子。男からは執拗に覗かれ、夫からは激しいドメスティック・ヴァイオレンスを受ける難役を見事に演じ魅了している。

この度、『アンダー・ユア・ベッド』待望の予告映像とヒロインの写真を初解禁いたします!
そして本作ヒロイン・佐々木千尋演じる西川可奈子からコメントが到着した!

「もっと彼女の近くに居たい。ずっと隣に居たい。たとえ彼女に触れられなくても――。」
今回解禁された映像は、三井(高良)の覗く視線の先の最愛の人が佐々木千尋(西川)であることが、いよいよ露わになった!
“きしむベッドの上で・・・”ではなく、“きしむベッドの下で・・・”、ひっそりと息を潜め、ベッドの上の千尋を感じるだけの三井の衝撃的な映像から始まる。11 年前大学の講義中「三井くん」と、同級生で初めて名前を呼んでくれた千尋に一瞬にして心を奪われた。サラサラな髪、白地に黄色い花柄のワンピースに甘い香水の香り、はつらつとした彼女に恋をした。しかし、11年後に盗撮し覗き見た彼女は夫に支配され変わり果てた姿に。
「もう一度名前を呼ばれたい。」今まで誰の記憶にも残ったことの無い男の、ただそれだけの願いの為の異常な執着は、歯止めが利かない。彼女の自宅に潜入、ベッドの下に忍び込みながら、三井の自宅には、11 年前の彼女を忠実に再現したマネキンを置き、当時彼女が使っていた香水をシュッとふりかけ、その体にそっと触れる異様な姿が。鮮やかに泳ぐグッピー、ヌメッとした存在感を出すアロワナ、そして、三井の存在を表すかの様に小石の下をウネウネと動く小さな虫が、不気味に差し込まれる。
孤独に蝕まれた愛は狂気へと変貌していくのかー。
謎に包まれていたベールが剥がされ、さらに変態的な様子が露わになった予告映像に注目下さい!

■予告編
https://youtu.be/qfa_xNLf904

西川可奈子(佐々木千尋役)からコメント到着!
千尋でいた期間は本当に苦しかったですね…。
現状から抜け出す為の選択がどれ程大変で勇気のいる事か…。
迫る恐怖や不安な日々を一緒に戦って過ごしている内に気づけば自然と体重も落ちていました。高良さんはその場で生まれる感情を繊細に受けて下さるので、三井くんの前では自然体の優しい千尋でいれた気がします。苦しいはずの現場の空気感が程よく心地良いと思えたのは、きっとその場にいる全員が、俳優高良健吾さん、そしてこの作品に惚れ込んでいたからだろうと感じました。
仕上がりを観た時、初めて抱いた感情がこの映画にはあって…。改めてこの作品をこの組でやれた事、そして安里監督との出会いに心から感謝します!
安里組全員の覚悟が乗っかったこの作品の熱量が画面を通して 1 人でも多くの方に響くと嬉しいです。

西川可奈子 プロフィール
大阪府堺市出身 血液 A 型 (年齢未公表)
舞台出演を経て映画、ドラマに進出。
主な出演作:
『ホワイトリリー』中田秀夫監督(17)
『私は絶対許さない』和田秀樹監督(18)マドリード国際映画祭主演女優賞ノミネート
『Single mom 優しい家族。』松本和巳監督(18)

[STORY]
「今、こうして名もない男がベッドの下で虫のように横たわっている。そして、そこで毎日…彼女を、ただ見つめているんだ」
雨の日の無人のエレベーター。誰かの香水の香りが残っている。俺は思い出す。この香り…、11 年前、たった一度だけ名前を呼んでくれた佐々木千尋のことを。親からも学校のクラスメイトからも誰からも名前すら憶えられたことのないこの俺を「三井くん」と呼んでくれた時のこと。
俺は人生で唯一幸せだったあの感覚にもう一度触れたいと思い、彼女を探し出すことにした。家庭を持った彼女の家の近所に引っ越し鑑賞魚店を開店し、自宅に侵入、監視、盗撮、盗聴、彼女の近くで全てを覗き見ていたいと思った。だが、俺の目に映ったのは、全く別人に変わり果てた姿だったのだが……。

出演:高良健吾
西川可奈子 安部賢一 三河悠冴 三宅亮輔
原作:大石 圭「アンダー・ユア・ベッド」(角川ホラー文庫刊)
監督・脚本/安里麻里 製作:ハピネット KADOKAWA 制作プロダクション:ザフール
配給:KADOKAWA ©2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会 R18+
サイト URL:http://underyourbed.jp Twitter:UYB_movie

『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』
「リミッターを外せ!」を合言葉に、KADOKAWA とハピネットの共同製作により、あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイター達の感性と才能を思うままに爆発させた、“ジャンル映画”の中でも特にエッジの効いた作品を共同で開発、発信していくプロジェクト。第一弾が大石圭原作、中田秀夫監督作品『殺人鬼を飼う女』4 月 12 日(金)公開、第二弾に同じく大石圭原作、安里麻里監督作品『アンダー・ユア・ベッド』今夏公開を控える。
4 月 12 日(金)『殺人鬼を飼う女』は、監督、キャストが揃っての公開初日舞台挨拶を予定しており、前売り券好評発売中です。詳しくは公式サイト(http://satsujyo-movie.jp/)にてご確認ください。