三宅唱監督最新作『ワイルドツアー』予告編解禁・初日舞台挨拶決定
この度、昨年公開された『きみの鳥はうたえる』も話題の三宅唱監督最新作『ワイルドツアー』が、3月30日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開されます。
山、海、10代、植物、初恋―
「ワイルドな」成長の記録が繊細に映し出された青春映画
山口県山口市にあるアートセンター。大学1
年生の中園うめは、「山口のDNA図鑑」というワークショップにファシリテーター(進行役)として参加している。参加者は、これから、自分たちが暮らす街の様々な場所を歩きまわり、どんな植物が生えているのかを調べていく。ウメは中学3年生のタケとシュンを連れ、「新しい種」を求めて近くの森を探索する。次第にうめに好意を寄せるシュン、そしてタケだったが…!?
この度、解禁された予告編では伊藤帆乃花演じる中園うめが、「今度、私と一緒にDNAの採取に一緒に行かん?
山でも海でもどこでも行きたいところに行こう」と呼びかけるシーンから始まっている。続けて、山口市の近隣に広がる豊かな自然の中をワークショップ受講生たちが楽し気に植物の採取に出掛ける姿がiPhoneで撮られた映像などと共に描き出される。
監督は『Playback』(2012)、『THE
COCKPIT』(2014)など意欲的な作品群を発表し、昨年公開された『きみの鳥はうたえる』も話題の三宅唱。YCAMの研究開発チーム・YCAMインターラボと協働し、約8カ月間の滞在制作の中で、作り上げた作品だ。出演しているのは、ほぼ演技経験の無い10代の中高生たち。三宅唱監督と出演者が一緒になって脚本や演出を考えながら撮影を重ねてきた。
予告編の中盤では、シュンがアートセンターのモニタールームで、ウメの映像に見とれている姿、そして友達らしき女の子に「告白するん?
本当にその人のことが好きやったら絶対告白した方がいいって。好きなのに告白せんかったら後悔するって」と告げられるシーンが挟みこまれる。10代のころに誰もが感じて経験するほのかな恋の記憶。甘酸っぱくも切ない、二度とこないその時期だけの特別な時間を本作は思い出させてくれそうだ。
また公開初日となる30日(土)には主演者の伊藤帆乃花、安光隆太郎、栗林大輔、山崎隆正が山口県から上京。三宅唱監督と共に舞台挨拶に参加する。加えて初日来場者には、「ワイルドツアー」ポストカードセット(5枚組/非売品)をプレゼント。是非、この機会にお越しください。
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ユーロスペース舞台挨拶
日時:3/30(土)19:00の回、上映後
登壇者:伊藤帆乃花、安光隆太郎、栗林大輔、山崎隆正(以上「ワイルドツアー」出演)、三宅唱監督
※31日以降は連日21時より上映となります。
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『ワイルドツアー』
2018 年/67分/カラー/Stereo/© Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]
出演:伊藤帆乃花、安光隆太郎、栗林大輔 ほか/監督・脚本・撮影・編集:三宅唱/音楽:Hi’Spec
プロデューサー:杉原永純(YCAM)/リサーチ・照明:高原文江(YCAM)/録音:戸根広太郎、安藤充人(YCAM)/整音:弥栄裕樹/メインビジュアル撮影:ホンマタカシ/ワークショップ制作・監修:YCAM
バイオ・リサーチ・プロジェクト/宣伝・配給:岩井秀世/製作:山口情報芸術センター[YCAM]
YCAM Film Factory vol.4
主催 : 山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 後援 : 山口市教育委員会 助成:平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 共同開発:YCAM
InterLab 企画制作 : 山口情報芸術センター[YCAM]
2019年3月30日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー!