本年3月22日より全国公開されました、『ソローキンの見た桜』が第41回モスクワ国際映画祭(2019年4月18日~4月25日)のアウト・オブ・コンペ部門に正式出品されることが決定いたしました!
 
本作は、日露戦争時代、日本に多く設置されたロシア兵捕虜収容所。特に愛媛県松山には国内初の収容所が設けられ、この松山を舞台に運命的に出逢ってしまった日本人看護師とロシア将校の二人を中心に、歴史に翻弄された人々を描いた心揺さぶる感動のドラマ。監督は、ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフの「太陽」にメイキング監督として参加し、前作「レミ二センティア」で衝撃的なSFの世界を創り上げ話題となった井上雅貴。

モスクワ国際映画祭(Moscow International Film Festival)は世界で最も歴史の長い映画祭の一つで、毎年ロシア・モスクワで開催され、2008年に北野武が特別功労賞(Life-time Achievement Award)を受賞し、特集上映が行われたほか、2017年には中川龍太郎監督の「四月の永い夢」が国際批評家連盟賞&ロシア批評家連盟特別表彰の2冠に輝くなど、過去にも多くの日本の作品や俳優が賞を受賞している歴史ある映画祭です。

また出品にあたり、監督の井上雅貴よりコメントも到着!

<井上監督コメント>
日露合作の今作が、権威ある映画祭の中でもモスクワ映画祭で上映される事は運命的で本当に嬉しく思います。文化的に目の肥えたロシアの方々がこの映画をどう受け止め、感じられるのか緊張しますが、今のところ楽しみが少し上回ってます。

【イントロダクション】
松山を舞台に運命的に出会ってしまった日本人看護師とロシア将校の二人を中心に、歴史に翻弄された人々を描いた心揺さぶる感動のドラマ。主演の日本人看護師役に、『孤狼の血』で鮮烈な印象を残した若手実力派・阿部純子。映画、ドラマ、CMに出演、また監督としてもメガホンを取る斎藤工、『沈黙-サイレンス-』でも強烈な存在感を示したイッセー尾形、ロシアからは国内きっての演技派、ロデオン・ガリュチェンコ、アレクサンドル・ドモガロフが参加。伝説のラジオドラマ「〜松山ロシア人捕虜収容所外伝〜ソローキンの見た桜」が日露合作プロジェクトでついに誕生した。

<ストーリー> 
2018年、駆け出しTVディレクターの桜子(阿部純子)は、ロシア兵墓地の取材を皮切りにロシアに行くことが決定していたが、興味を持てずにいた。しかし祖母(山本陽子)から自身のルーツがロシアにあることを知り、さらにロシア兵と日本人看護師の、二人の日記を紐解いていくうちに衝撃の事実を知ることに—— 日露戦争時代、傷ついたロシア兵将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ)の手当てをすることになったゆい(阿部純子、二役)。日本はハーグ条約を遵守し、ロシア兵捕虜はアルコールの購入や外出などの自由が許されていた。兄弟を戦争で亡くしたゆいは、ソローキンを憎みながらもいつしか惹かれ、愛し合う。だがソローキンが捕虜になったのはある密命のためだった。収容所を脱走しロシアへ帰ることにしたソローキンは、ゆいも一緒に連れて帰ろうとするが・・・

タイトル: 『ソローキンの見た桜』
公開表記:全国公開中
配給:KADOKAWA
コピーライト:©2019「ソローキンの見た桜」製作委員会
監督・脚本・編集:井上雅貴
出演:阿部純子 ロデオン・ガリュチェンコ
山本陽子(特別出演) アレクサンドル・ドモガロフ 六平直政
海老瀬はな 戒田節子 山本修夢 藤野詩音 宇田恵菜 井上奈々 杉作J太郎
斎藤工 イッセー尾形
配給:KADOKAWA 
公式HP:https://sorokin-movie.com/