究極の選択を迫られたら…あなたは心に従う派?頭で考える派?『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
本年度アカデミー賞2部門ノミネート!!
シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーのアカデミー賞®ノミネート女優ふたりが、
激動の16世紀英国を生きたふたりの女王を演じる『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
(3月15日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開)。
この度、シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー、ジョージー・ルーク監督の3人が、
メアリー・スチュアートとエリザベスⅠ世――スコットランドとイングランドの
ふたりの女王をどのように捉えたのか、その重要なポイントを語る動画が到着した。
監督はメアリーを「衝動的で大胆」、対してエリザベスⅠ世は「威厳を持っているけど、
物事を慎重かつ理論的に考えるタイプ」と捉えたと言う。
メアリー・スチュアートを演じたシアーシャ・ローナンも「高い自尊心を持つように育てられてきた」と
メアリーが受けたプリンセス教育から「周囲の人を引き付ける魅力を放つ女性」となったのだと分析。
本作の制作前から長年に渡ってメアリー・スチュアートを研究したシアーシャは
「メアリーの優しさや寛容な性格は弱点でもある」とまでメアリー理解に余念がない。
さらにエリザベスⅠ世を演じたマーゴットは「正反対のふたりよ。メアリーは心に、
エリザベスは頭に従った」と解説する。
同じ祖の血が流れ、国を導くトップに立つという点も共通する二人だが、
心と頭、それぞれに従い別々の道を歩くことになる経緯を本作は細やかに描いている。
ただ、頭に従い行動するエリザベスでも、鋼の心を持っているわけではなく、
我々と同じように決断をするときに、心に大きな代償を払ったことを理解できるのも
大きな見どころのひとつ。
これまでに何度も演じられてきたエリザベスⅠ世という偉大な歴史人物の重みに
一度は出演を辞退しようと考えたというマーゴット・ロビー。
だが、監督から「女王ではなく女性を演じてほしい」と説得されエリザベスを引き受けたそう。
女王ではなく、生身の感情の揺らぐ人間としてエリザベスが、自分の決断に苦しみ葛藤する姿も
つぶさに映し出される。もしも目の前に究極の選択が待ち受けていたら、
心に従うか、頭に従うか……
女王の物語にも関わらず、鑑賞者自身も自分にあてはめながら鑑賞することもできるのが
本作の魅力だ。
《メアリー・スチュアートVSエリザベスⅠ世》――女王は私ひとりだけ
生後すぐにスコットランド女王、16歳でフランス王妃となったメアリー・スチュアートは、
未亡人となった18歳にスコットランドへ帰国し王位に戻る。
さらに、メアリーは隣国イングランドの王位継承権を主張、エリザベスⅠ世の権力を脅かす。
恋愛、結婚、出産を経験し、若く美しく自信にあふれたメアリーに複雑な想いを抱くエリザベス。
誰よりも理解し合えたはずの孤独な若き女王たちは、従姉妹でありながら恐れ合い、
それぞれ陰謀渦巻く宮廷の中で運命に翻弄され戦うのだった……。
▼予告編▼
出演:シアーシャ・ローナン マーゴット・ロビー
ジャック・ロウデン ジョー・アルウィン ジェンマ・チャン マーティン・コムストン
イスマエル・クルス・コルドバ ブレンダン・コイル イアン・ハート エイドリアン・レスター
ジェームズ・マッカードル デヴィッド・テナント ガイ・ピアース
監督:ジョージー・ルーク 脚本:ボー・ウィリモン 音楽:マックス・リヒター
2018年/イギリス/124分 ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド、パルコ
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3月15日(金)より、
TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー!