本年度アカデミー賞最多10ノミネート中の『女王陛下のお気に入り』(20世紀フォックス映画配給)が2月15日(金)に公開、満席続出の大ヒットスタートとなった。

第91回アカデミー賞ノミネートにおいては、【作品賞/監督賞(ヨルゴス・ランティモス)/主演女優賞(オリヴィア・コールマン)/助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)/編集賞(ヨルゴス・モヴロブサリディス)/衣裳デザイン賞(サンディ・パウエル)/美術賞(フィオナ・クロムビー)/撮影賞(ロビー・ライアン)】の見事最多10ノミネート中! 
日本時間2月25日(月) に控えたアカデミー賞でも最多受賞が期待されている。

TOHOシネマズシャンテほか、全国118スクリーンでの公開となった本作だが、水曜レディスーデイは都心のメイン劇場中心に大入りとなり、2/15(金)~20(水)の6日間で動員76,483人、興行収入92,499,940円を記録、公開から7日間での興行収入1億円突破は確実になった。

この度解禁された特別映像では、異様且つ、斬新で美しいと言われている撮影方法について、キャストやスタッフが赤裸々に語っている。

アン女王役のオリヴィア・コールマンは「どのショットも切り口が斬新で美しい。」と絶賛。アビゲイル役のエマ・ストーンは「広い画角の中に小さな人間がいて、世界が歪んでいるような異様な雰囲気なの。」と語り、
また、撮影監督のロビー・ライアンは、撮影方法について「監督のこだわりで広角レンズで窮屈さを演出した。絵画のようで逃げ場がない感覚になり、この不条理さが物語の核になる。非常にやりがいのある撮影だった。」と語ると、監督は「超広角レンズの映像が、いびつな世界観を引き立てる。広い空間に数人しかいなければ、どんなに金持ちでも囚人のように見える。」と、本作の核でもある撮影について話した。


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<映像コメント>

○オリヴィア・コールマン(アン女王役)
ロビーはすごい撮影監督よ。
どのショットも切り口が斬新で美しい。

○レイチェル・ワイズ(レディ・サラ役)
独特な完成で撮られた映像は、誰にも真似できない。

○ロビー・ライアン(撮影監督)
まったく歴史劇的ではない。
アンバランスで独特な世界だ。
写真館のような部屋で、天井まで続く大きな窓から、光が優しく降り注ぐ。天然の照明だ。
監督のこだわりで広角レンズで窮屈さを演出した。
絵画のようで逃げ場がない感覚になり、この不条理さが物語の核になる。
広角レンズの異様さが、意識して見ているうちに、ごく普通に見えてくる。
表現の一部になっていて、とても効果的だ。
これほど特徴的な映像の作品も珍しい。
非常にやりがいのある撮影だった。

○ジョー・アルウィン(マシャム役)
ロビーの撮影は特別な体験だ。

○エマ・ストーン(アビゲイル役)
広い画角の中に小さな人間がいて、世界が歪んでいるような異様な雰囲気なの。

○ヨルゴス・ランティモス(監督)
超広角レンズの映像が、いびつな世界観を引き立てる。
広い空間に数人しかいなければ、どんなに金持ちでも囚人のように見える。

○ジェームズ・スミス(ゴドルフィン役)
普通はカメラを固定して、数テイク撮ると監督と撮影監督が顔を見合わせ、“急がないと光が…”と言い出す。
ヨルゴスとロビーは納得がいくまで決してやめない。
逆にいつ終わるのかと、急かされる側だ。
ロビーいわく、“画家の筆は悠長なものだ”

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【STORY】

18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。
虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル ・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。
そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。
レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。
戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。

■監督:ヨルゴス・ランティモス『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』

■キャスト:エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、レイチェル・ワイズ『ロブスター』『ナイロビの蜂』、オリヴィア・コールマン『ロブスター』、ニコラス・ホルト『シングルマン』『X-MENシリーズ』、ジョー・アルウィン『ビリー・リンの永遠の一日』

2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画 
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox

大ヒット上映中!