2月25日(日本時間)に授賞式が行われる第91回アカデミー賞では監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門にノミネートされ、
先日、アカデミー賞の前哨戦となるアメリカ撮影監督組合賞では見事、撮影賞を受賞!
ゴヤ賞、ガウディ賞でも最優秀ヨーロッパ映画賞を受賞!
また、フランスのアカデミー賞ことセザール賞の外国語映画賞にノミネートされました。

今この瞬間も受賞リストが更新され続け、アカデミー賞最有力との呼び声高いパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作
「COLD WAR あの歌、2つの心」が6月28日(金)より
ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!

このたび、ティザーポスタービジュアルと特報予告映像を解禁致します。

本作は前作『イーダ』で第87回アカデミー賞・外国語映画賞を受賞、世界的な評価を受けるポーランドのパヴリコフスキ監督が、ポーランド・ベルリン・ユーゴスラビア・そしてパリを舞台に美しいモノクロ映像と音楽で描き出したラブストーリー。

映像は、ズーラ(ヨアンナ・クーリク)がポーランド語で歌うジャズナンバーから始まる。
この楽曲「Dwa serduzka(ドゥヴァセルドゥシカ)(Two Hearts)」はポーランドの伝統音楽と舞踏を継承する実在の楽団“マゾフシェ”が長く歌い繋いできたスタンダードナンバーを「この楽団の音楽の変遷自体が当時のポーランド社会で何が起こっていたのかを示す重要な存在になる」と考えた監督が、本作のために美しいジャズナンバーへとアレンジ。ポーランドからパリに渡ったあと、美しい歌手へと変貌を遂げたズーラとその時代の変化を、より象徴的に表すシーンとなっております。

他、現在ではとても珍しいフォーマットである「ほぼ正方形の画面比率」と「モノクロ」で撮影されたことも話題の本作。
ポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリなど様々な時代と場所を巡り、そこで繰り広げられていく2人の関係性と空気感がモノクロのコントラストによってダイナミックかつ誠実に切りとられ瞬きするのも惜しいほどの美しい映像を切り取ることに成功しています。

ティザーポスタービジュアルは静かに寄り添うヴィクトル(トマシュ・コット)とズーラの姿を捉えたもの。「一緒にいたいだけ」と添えられたコピーは時代に翻弄され続けながらも決して離れることができない相手を見つけてしまった2人の運命的な繋がりを表したものになっております。

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【STORY】
ピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラはポーランドの音楽舞踏学校で出会い、愛し合うようになる。
冷戦中、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、ベルリンでの公演時、パリに亡命する。
歌手になったズーラは公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会する。
ズーラは彼とパリに住み始めるが、やがてポーランドに戻ってしまい、ヴィクトルも後を追う。
二人の愛は結ばれるのだろうか・・

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監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
脚本:パヴェウ・パヴリコフスキ、ヤヌシュ・クウォヴァツキ
脚本協力:ピヨトル・ボルコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
出演:ヨアンナ・クーリク、トマシュ・コット、アガタ・クレシャ、ボリス・シィツ、ジャンヌ・バリバール、セドリック・カーン 他
2018年/原題:ZIMNA WOJNA /ポーランド・イギリス・フランス/ ポーランド語・フランス語・ドイツ語・ロシア語 /
モノクロ /スタンダード/5.1ch/88分/ DCP/ G / 日本語字幕:吉川美奈子
配給:キノフィルムズ/木下グループ 宣伝:VALERIA、ポイントセット
後援:ポーランド広報文化センター
作品クレジット: © OPUS FILM Sp. z o.o. / Apocalypso Pictures Cold War Limited / MK Productions / ARTE France Cinéma / The British Film Institute / Channel Four Televison Corporation / Canal+ Poland / EC1 Łódź / Mazowiecki Instytut Kultury / Instytucja Filmowa Silesia Film /Kino Świat / Wojewódzki Dom Kultury w Rzeszowie

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6月28日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、
ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国公開