『マリオネット 私が殺された日』ネット社会の暗部を抉る禁断の韓国ノワール。
この度、映画『マリオネット 私が殺された日』の公開が、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中の「未体験ゾーンの映画たち2019」にて3月15日(金)より決定し、あわせてビジュアル&予告映像が解禁となりました。
『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』『トガニ 幼き瞳の告発』といった実際の性犯罪事件を告発する作品を多数生み出してきた韓国映画界。その中でも『チェイサー』『殺人の告白』などと同様にミステリー的ジャンル性を持たせフィクショナイズすることで、本国でも幅広い観客に大きな衝撃を持って迎えられた本作。
集団強姦の被害に遭い人生を狂わされながらも、名前を変え再び強く生きようと願う主人公を演じるのは、『アトリエの春、昼下がりの裸婦』で国内外の映画賞を多数受賞して以降『背徳の王宮』『あいつだ』などのヒット作で立て続けにヒロインを演じる若手演技派イ・ユヨン。持ち前の透明感だけでなく、青少年犯罪や性犯罪などの記事や文献を多数読み込んで本作に臨んだというその気迫通りのリアルな演技は、観客に性犯罪の持つ陰惨さと、ネットで増殖する悪意の底知れぬ恐怖を突きつけます。
また、競演に『アジョシ』などの癖のある役柄で異彩を放つベテラン、キム・ヒウォン。そして悲惨な事件に遭遇する若き日の主人公を演じるのは、大作アクション『THE WITCH/魔女』で名匠パク・フンジョン監督の下、主役に抜擢され注目を浴びる新鋭キム・ダミ。若手からベテランまで韓国映画界を支える豪華キャスト総出演でお届けします。
【あらすじ】
あの日、私は汚され、晒され、全てを失った。それでも過去は、再び私を殺しに来る…。
14年前、当時女子高生だった被害者を同級生の男たちが集団で強姦。その動画はネットにアップロードされ韓国全土に衝撃を与えた。被害者をまるで魂のない人形のように扱うその非人道的な様子から「マリオネット事件」と呼ばれた惨劇は、人々の記憶に深く刻まれることとなり、犯人たちが逮捕された後も被害者だったミナが当たり前の人生を歩むことを阻んだ。しかし彼女はソリンと名前を変え、別人として生きてゆくことを選び、トラウマと戦いながらも夢だった教職に就き、愛する人との結婚も間近に控え一歩ずつ人生を取り戻していた。だがそんな矢先、彼女を再び悪夢へと誘う一通のメールが届く…。
【キャスト】
イ・ユヨン『アトリエの春、昼下がりの裸婦』、キム・ヒウォン『アジョシ』、キム・ダミ『THE WICTH/魔女』
イ・ハクジュ『消された女』
【スタッフ】
監督・脚本:イ・ハンウク
2017年/韓国/韓国語/シネマスコープ/DCP5.1ch/102分/原題:나를 기억해/英題:MARIONETTE
字幕翻訳:松本庭美/配給:クロックワークス ⓒ 2018 OASISENT. ALL RIGHTS RESERVED.
「未体験ゾーンの映画たち2019」公式サイト:https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2019
予告URL: